ジラール・ペルゴが新たなマスターピース「ロレアートクロノグラフ Ti49」を発表

2024.03.24

カテゴリ: 新作

ジラール・ペルゴが新たなマスターピース「ロレアートクロノグラフ Ti49」を発表

ジラール・ペルゴは、1975年に誕生した象徴的なウォッチシリーズの最新作、「ロレアートクロノグラフ Ti49」を発表しました。この新作では、オリジナルモデルの複雑な形状を保持しつつ、グレード5チタンという卓越した素材を採用しています。この耐久性のある合金をクラシックなロレアートシリーズに取り入れるのは、これが初の試みです。チタンはその軽さと耐食性、低アレルギー性により高く評価されています。
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/81020-21-3263-1cm.html

発見、発明、学びへの根源的欲求に突き動かされた 2 人の非凡な男性
ジャン＝フランソワ・ボット（1772-1837）は、若い頃から時計製造の世界で多くを学びました。ケースの組み立てからギョーシェ仕上げ、金細工に至るまで、時計作りのあらゆる側面を習得し、19歳で初めての時計に自らの名を刻み、これが後のジラール・ペルゴの基礎を築きました。

ボットが時計製造の道を歩み始めたその年、ウィリアム・グレガー（1761-1817）は英国でチタンを発見しています。グレガーは砂の堆積物を研究中にこの未知の金属に遭遇し、「manaccanite（マナカナイト）」と名付けました。チタンという名前は後に、ギリシャ神話のティタン族に因んで名付けられました。ボットとグレガーの物語は、発見と学びへの共通の情熱を物語っています。

グレード 5 チタン - 概要
元素周期表でチタン（Ti）を見つけると、その純粋な形態を得るための複数の方法があることがわかります。ハンター法に始まり、クロール法によって現代にも引き継がれる技術が開発されました。

数多くの科学者によって製錬された様々なグレードのチタンや、それらを組み合わせた合金は多岐にわたる産業で利用されてきました。特に、グレード5チタンとして知られるチタン合金6-4は、1951年にスタン・アブコヴィッツによって開発されて以来、医療や航空はもちろんのこと、高級時計製造においても重要な役割を果たしています。

グレード5チタンは、約90%のチタンにアルミニウム6%、バナジウム4%を加え、微量の鉄と酸素で構成されています。この素材は、その軽さと強度、硬さ、耐食性、非磁性、低アレルギー性を生かして時計製造に最適です。ジラール・ペルゴが「ロレアートクロノグラフ Ti49」で採用したこの素材は、磨くことでさらに輝きを増すという特性を持ち合わせています。

グレード 5 チタン - 部品の製造
グレード5チタンは加工が困難であり、そのため費用がかかる高価な素材ですが、その価値は高級時計製造において真価を発揮します。金やプラチナと並ぶ貴金属として扱われる理由は、その耐久性と美しさにあります。チタン製のケースやブレスレットは、温かみのある魅力とクールな美しさを併せ持ちます。

名前に込められたもの

ジラール・ペルゴが1975年に発売した「ロレアート」は、その発表当初は「クォーツクロノメーター」として知られていました。しかし、この時計は特にイタリア市場で瞬く間に人気を博し、「ジラール・ペルゴ時計学校で資格を有するもの」という意味の「ロレアート」という名前で親しまれるようになりました。この名前は、時計が受賞した多くの賞と、その精度に対する高い評価を反映しています。ジラール・ペルゴは最終的にこの愛称を公式な名称として採用し、八角形のベゼルは、まるで受賞者の頭に冠される月桂冠のように、モデルの特徴となりました。

ジラール・ペルゴは、「ロレアート」シリーズの49周年を記念して、「ロレアートクロノグラフ Ti49」を発表しました。この新作は、イタリアでの人気を確固たるものにした初代「ロレアート」の精神を受け継ぎ、時計製造の新たな章を開いています。八角形のベゼルはこのシリーズのアイデンティティを象徴し、受賞歴のあるモデルの優れた特性を今に伝えています。

ロレアート - 決して速攻の産物でなく
「ロレアートクロノグラフ Ti49」は、42mmのケースに収められた1975年のデビューモデルから継承されたデザイン要素を特徴としています。トノー型のケースには八角形のベゼルが配され、複雑な形状が光の反射を生み出し、美しい光と影のコントラストを作り出します。この新作クロノグラフでは、初めてグレード5チタンが採用され、その製造過程の複雑さがさらに増しています。

ジラール・ペルゴは「ロレアートクロノグラフ Ti49」にて、グレード5チタンの温かみのある色合いと独特の質感を活かしました。サテン仕上げと磨き上げたポリッシュ仕上げの組み合わせが、このモデルに洗練された印象と鮮やかなコントラストを与えています。ケースの丸みを帯びたベース、エッジの美しさ、プッシュボタン、ブレスレットのセンターリンクは、その魅力的な輝きを放ちます。

この時計はモノクロームの配色でデザインされ、チタンのグレーカラーに独特なアクセントを加えています。クル・ド・パリ模様が文字盤を飾り、グレーのPVD加工が施されたバトン型の時針と分針が、バトン型のインデックスと調和し、暗闇でも白く輝く蓄光塗料が施されています。

文字盤には、渦形仕上げの3つのカウンター（30分積算計、12時間積算計、スモールセコンド）が配置され、4時と5時の間には日付表示が備わっています。GPロゴ、モデル名、ミニッツトラック、カウンターの周りのマーキングは全て白色で、グレーの文字盤と美しいコントラストを生み出し、視認性を高めています。

「ロレアートクロノグラフ Ti49」は、軽やかなケース内にジラール・ペルゴ自慢の自社製キャリバーGP03300を搭載しています。この自動巻きムーブメントは419個の部品で構成され、高度な時計技術を駆使した装飾が施されています。円形の「コート・ド・ジュネーブ」、ペルラージュ、サテン仕上げ、面取り、鏡面仕上げ、渦巻き模様、エングレービング、サンレイ仕上げ、ブルーのスティール製ネジといった装飾が、熟練職人の手によって細部まで丁寧に施されています。これらの装飾はジラール・ペルゴの卓越した技術を示し、時計製造の伝統と革新を体現しています。

ジャン＝フランソワ・ボットとウィリアム・グレガーの物語は、1791年を特別な年として記憶に留めています。彼らの功績は、「ロレアートクロノグラフ Ti49」のようなモダンで魅力的な時計の誕生につながっています。この時計は、2024年3月からジラール・ペルゴの正規販売店でお求めいただける予定です。

製品概要

Ref： 81020-21-3263-1CM
ムーブメント：GP03300-0141
税込価格： 272 万8,000 円
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/81020-21-3263-1cm.html

ジラール・ペルゴ公式サイト
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/

ジラール・ペルゴ正規販売店
https://bit.ly/4bOK4d5

お問合せ
ソーウインドジャパンジラール・ペルゴ
TEL: 03-5211-1791
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp

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