2023.03.30
カテゴリ: マーケット
#ケリング サステナビリティの進展を示す、新たなサステナビリティ進捗レポートを発表
画像:ケリンググループ公式サイトより
ケリングは、グループのサステナビリティ戦略「Crafting Tomorrow’s Luxury」(2017)の進捗報告書である「2020-2023 サステナビリティ進捗レポート」を発表しました。2020年に初回の進捗報告を行ってからこの3年間、ケリングは当初掲げた社会と環境に関する2025年までの目標の達成に向けて大きく前進させ、歴史的な目標に加え、気候変動や生物多様性、循環型社会といったさまざまな戦略において、志の高い目標を次々に掲げてきました。これらの目標と、温室効果ガスの絶対排出量40%削減という新たなコミットメントを合わせ、グループの変革を加速していきます。
ケリングのサステナビリティ戦略「Crafting Tomorrow’s Luxury」は、グループのブランドも対象となっており、次の主要な3つの柱にまたがる一連のマイルストーン目標に支えられています:CARE-ケア(配慮)、COLLABORATE-コラボレート(協業)、CREATE-クリエイト(創造)。ケリングが発表した「2020-2023サステナビリティ進捗 レポート」に記載されている考察と進捗状況において以下がハイライトとなります:
ケリングのサステナビリティ戦略「Crafting Tomorrow’s Luxury」は、グループのブランドも対象となっており、次の主要な3つの柱にまたがる一連のマイルストーン目標に支えられています:CARE-ケア(配慮)、COLLABORATE-コラボレート(協業)、CREATE-クリエイト(創造)。ケリングが発表した「2020-2023サステナビリティ進捗 レポート」に記載されている考察と進捗状況において以下がハイライトとなります:
画像:ケリンググループ公式サイトより
CARE-地球へのケア(配慮)
● 環境負荷の総削減目標-40%を4年前倒しの2021年に達成
● 2015年から2022年にかけて、温室効果ガスプロトコルにおけるスコープ1および2おの絶対排出量をグループにて-71%削減
● 2015年から2022年にかけて、温室効果ガスプロトコルにおけるスコープ3の排出原単位をグループで-52%を達成
● RE100のガイドラインに基づき、再生可能エネルギーの100%目標を達成
● 2025年までに100%を達成する目標に対し、主要原材料のトレーサビリティ目標を95%、ケリング基準との整合性を71%達成
● SBTイニシアチブ(SBTi)によって検証された地球温暖化を1.5℃未満にするシナリオと一致すべく、サイエンス・ベースド・ターゲットを更新
● 2021年にグループ全体でファーフリーを発表
● コンサベーション・インターナショナルと共同で、ラグジュアリーとファッションのための再生素材を拡大するための「自然再生基金」を設立。第1回目の7つの助成先から測定可能な初期成果を獲得
● 3億ユーロの気候変動に対する自然基金を設立し、すでに1億4000万ユーロをコミット。ミロヴァと共同で、最初のファンドパートナーであるロクシタンを迎え、気候変動や女性の地位向上に対する自然ベースの解決策のための資金動員を加速
● 生物多様性戦略を発表し、2025年までに自然への影響を「ネットゼロ」とすることを約束。サプライチェーン内の100万ヘクタールの農場や土地を再生農業に転換するとともに、サプライチェーン外の100万ヘクタールの重要でかけがえのない生息環境を保護していく
● 長期的なサステナビリティ・ソリューションを引き出すために、サステナブル・ファイナンス部門を設立
COLLABORATE-さまざまな人々との協業
● ケリングが設立した「ファッション協定」は、ファッションおよびテキスタイル業界の30%以上を占める250以上のブランドと共に、次の3つの観点を軸として活動を行っています: 気候、海洋、生物多様性。14以上の共同プロジェクトが進行中で、ケリングを含む12社のメンバー企業は、毎年10万MWhの太陽光または風力エネルギーを発電し、送電網にフィードバックすることを約束
● カルティエと共同で「ウォッチ&ジュエリーイニシアティブ2030」を設立し、本分野のサステナビリティ・ソリューションの規模を拡大
● IFM-ケリング・サステナビリティ・チェアのもと、ファッションの持続可能性に関する証明書を作成し、ボッコーニ大学との新しいパートナーシップを確立
● グループのあらゆる階層で女性をエンパワー。2018年の時点で、ケリング・グループのマネージャーの57%、全職場の63%、エグゼクティブ・コミッティーのメンバーの33%、取締役の45%を女性が占め、ケリングはCAC 40指数を構成する企業の中で、シニアマネジメントポジションにおける女性の割合が最も高い企業のひとつとなっている
● イタリアのラグジュアリーサプライチェーンで働く女性を対象に、リーダーシップとジェンダー、キャリア開発、自己主張、ネットワーキング、グループサポートに特化したe-trainingsを設立し、484セッションで313名の女性をトレーニング(2020~2022年)
● ケリング・ファウンデーションを通じ、国連女性の世代間平等行動連合に参加し、2026年までにジェンダー平等に向けた行動とグローバルなコミットメントを加速させるための5年間の目標を発表
CREATE-新しいビジネスモデルとイノベーションのクリエイション(創造)
● 「完全なる循環へ―循環社会に向けた取り組み」を発表し、次の目標を掲げることでグループの循環性に対する高い目標設定を加速: 製品廃棄ゼロ、2025年までに使い捨てプラスチックゼロ、2030年までにマイクロファイバー漏出ゼロ
● 225社以上の新興企業と提携し、サステナビリティ技術と画期的なイノベーションを試験的に導入
● 世界初のラボグロウン・レザーの商品化と市場拡大のスピードアップのため、ヴィトロラボ(VitroLabs) 社に投資
● ヴェスティエール・コレクティブ(Vestiaire Collective)に投資し、循環型エコシステムにおける中古ラグジュアリー商品の活用を支援
● ケリングのマテリアル・イノベーション・ラボ (MIL) の成功モデルに基づき、時計とジュエリーのためのサステナブル・イノベーション・ラボ (SIL) プラットフォームを設立
● 循環型原材料、循環型製品デザイン、循環型ビジネスモデルに焦点を当て、中華圏でのスタートアップをサポートする弾3回「Kering Generation Award」の選考を開始
● Spazio METAと提携し、グループのファッションショーガイドラインを補完。イタリアでショー後のセットの回収と再利用を実施すると共に、フランスではLa Réserve des Artsとのアップサイクリングパートナーシップを強化
ケリングの「2020-2023 サステナビリティ進捗 レポート」(英語版のみ)はこちらから
https://www.kering.com/en/sustainability/crafting-tomorrow-s-luxury/2017-2025-roadmap/2020-2023-progress-report/
BRAND SEARCH
CATEGORY
ABOUT
「BRANDJOY.JP」はラグジュアリーブランドなどの最新動向に関連するニュースをセレクトしてお届けしています。新作やコレクションを中心に、新規オープン、ビジネス・業界情報をまとめてチェック。
ARCHIVES
- 2024年5月 (40)
- 2024年4月 (151)
- 2024年3月 (158)
- 2024年2月 (148)
- 2024年1月 (128)
- 2023年12月 (153)
- 2023年11月 (190)
- 2023年10月 (188)
- 2023年9月 (174)
- 2023年8月 (131)
- 2023年7月 (167)
- 2023年6月 (174)
- 2023年5月 (198)
- 2023年4月 (175)
- 2023年3月 (212)
- 2023年2月 (182)
- 2023年1月 (146)
- 2022年12月 (169)
- 2022年11月 (154)
- 2022年10月 (176)
- 2022年9月 (167)
- 2022年8月 (140)
- 2022年7月 (145)
- 2022年6月 (154)
- 2022年5月 (140)
- 2022年4月 (147)
- 2022年3月 (163)
- 2022年2月 (143)
- 2022年1月 (125)
- 2021年12月 (137)
- 2021年11月 (145)
- 2021年10月 (159)
- 2021年9月 (156)
- 2021年8月 (129)
- 2021年7月 (145)
- 2021年6月 (136)
- 2021年5月 (137)
- 2021年4月 (141)
- 2021年3月 (141)
- 2021年2月 (119)
- 2021年1月 (111)
- 2020年12月 (101)
- 2020年11月 (121)
- 2020年10月 (122)
- 2020年9月 (116)
- 2020年8月 (82)
- 2020年7月 (100)
- 2020年6月 (86)
- 2020年5月 (78)
- 2020年4月 (47)
- 2020年3月 (43)
- 2020年2月 (57)
- 2020年1月 (44)
- 2019年12月 (32)
- 2019年11月 (53)
- 2019年10月 (52)
- 2019年9月 (69)
- 2019年8月 (54)
- 2019年7月 (56)
- 2019年6月 (68)
- 2019年5月 (76)
- 2019年4月 (80)
- 2019年3月 (68)
- 2019年2月 (63)
- 2019年1月 (16)