2026.07.28
カテゴリ: キャンペーン
ミュウミュウ 2026年秋冬広告キャンペーンを発表、ヘイリー・ビーバーらが織りなす強さと繊細さ
静けさと熱気が交差する夜の闇の中、幾重にも重なるブルーの光が都市の景観を幻想的に彩ります。ミュウミュウが提示する2026年秋冬広告キャンペーンは、現代を生きる女性たちの内なる強さと繊細な感情を、叙情的なビジュアルによって鮮やかに映し出しました。ウォッシュ加工の柔らかな質感やシアリングが生み出す温もり、そして力強いレザーアイテムのコントラスト。過去のアーカイブやヴィンテージの記憶をモダンな感性で昇華させたコレクションは、身に纏うこと自体が自己表現であり、同時に自身を守るプロテクションとなる現代の装いを提示するラインナップです。
ミュウミュウが新たに披露した2026年秋冬広告キャンペーンでは、気鋭のフォトグラファーであるゾエ・ガートナーが撮影を担当しました。被写体として登場するヘイリー・ビーバーとシャオ・ウェン・ジュの存在感は、光が複雑に揺らめくインダストリアルな景色と、レイヤードされた深みのある抽象的なブルーのトーンの中で際立ちます。幻想的でありながら力強い夜の情景が、ブランドの描く世界観をドラマチックに際立たせる構成です。

本コレクションにおける衣服は、内なる個性を開花させる表現手段であると同時に、着用者を穏やかに守るプロテクションとしての役割を兼ね備えています。溢れ出る力強さと可憐な繊細さ、そして姿を隠す奥ゆかしさと見せる大胆さがひとつの佇まいの中で同居しています。丁寧にウォッシュ加工が施されたしなやかな生地が優しく身体のラインへ沿うことで、密やかな繊細さが着る人の芯にある不変の強さへと高められていきます。

温もり溢れるシアリングの裏地をあしらったオーバーサイズシルエットのアウター群は、ラインナップの大きな見どころとなっています。スポーティなフロントジップジャケットをはじめ、胸元で優雅に留めるエレガントなオペラコート、頭部を心地よく包み込むトラッパーハットに至るまで、クラシカルなヴィンテージのグラマラスさを漂わせつつ、現代的なノスタルジーへと洗練されています。ノスタルジックなロマンティシズムとリアルな日常が心地よく調和し、現代を生きるアティチュードを反映しています。

スタイリングの質感をいっそう高めているのが、上質なレザーを用いて仕立てられたバッグコレクションの数々です。「ヴィヴァン」や「ランデヴー」、そしてブランドを象徴するアイコンバッグである「アルカディ」といった注目のモデルたちが、しなやかな革の手触りとともに装いへ豊かな気品を添えています。

足元を飾るフットウェアでは、2000年代初頭のアーカイブであるバブルシューズが現代的なアレンジで復活を遂げました。脚にフィットするストレッチレザーのニーハイブーツや、エッジの効いたフォルムが目を引く精巧なスライドサンダルなど、高いデザイン性と優れた実用性が共存しています。さらに1970年代のレトロな空気を漂わせるアイウェアが加わることで、目元をミステリアスに覆いながらも、身に着ける人の個性を鮮烈に印象づけます。
クリエイティブディレクター:Miuccia Prada (ミウッチャ・プラダ)
アートディレクション:Christopher Simmonds (クリストファー・シモンズ )
フォトグラファー:Zoe Ghertner (ゾエ・ガートナー)
ディレクター:Renell Medrano (レネル・メドラノ)
スタイリスト:Lotta Volkova (ロッタ・ヴォルコヴァ)
キャスト:Hailey Bieber (ヘイリー・ビーバー)、Xiao Wen Ju(シャオ・ウェン・ジュ)
【Editor's View】
ミウッチャ・プラダが手がけるミュウミュウは、常に女性の内面にある対極の要素を鮮やかに可視化させてきました。今回の2026年秋冬キャンペーンで提示されたのは、一見すると対立するヴィンテージ感とモダンさ、あるいは身を守る防具のような力強さと素肌に馴染む繊細さの絶妙な調和です。2000年代初頭のバブルシューズや70年代調のアイウェアといった異なる時代のアーカイブを自由にリミックスするアプローチは、追いかける流行を超え、着用者のアイデンティティを確立させるための知的なドレスアップです。
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