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ジェラルド・ジェンタ 2つの新作「ジェンティッシマ ウルサン 41」、メテオライトダイアルとビーズ装飾で更新するコンテンポラリーデザイン

ジェラルド・ジェンタのウォッチは、時間を知るためだけの道具ではなく、手首に宿るストーリーそのものとして語られてきました。新たに登場した「ジェンティッシマ ウルサン 41」は、その物語をさらに立体的に描き出す存在です。海辺で見つけたウニのフォルムから着想を得たラウンドケースに、宇宙から届いたメテオライトのダイアルを重ねることで、自然界と宇宙の時間軸を一本のウォッチに閉じ込めたかのようなコンセプトが際立ちます。都市で働く感度の高い大人にとって、ドレスウォッチとスポーツウォッチのあいだを軽やかに行き来しながら、自分だけの審美眼を静かに示してくれる存在として機能してくれそうです。

ジェラルド・ジェンタの「ジェンティッシマ ウルサン」コレクションに、ケース径41mmの新作が2モデル加わります。ブルーとグリーン、それぞれのメテオライトダイアルが腕もとで奥行きある表情をつくり出し、既存モデルとはひと味違う存在感を放ちます。独創的な素材使いを得意とするメゾンらしく、自然の造形美をラグジュアリーウォッチのフェイスに落とし込んだ最新作です。

ジェラルド・ジェンタ「ジェンティッシマ ウルサン 41」、メテオライトダイアルで進化するシーアーチンウォッチの現在形

マザーオブパールが生むほのかなブラッシュピンク、アンスラサイトのスモーキーグレーの深み、オパールの炎のようなきらめき、オニキスの漆黒の艶。ジェラルド・ジェンタの「ジェンティッシマ ウルサン」コレクションは、2024年のデビュー以来、地球が時間をかけて育んだ壮麗なマテリアルをダイアルに取り入れたシリーズとして展開されてきました。天然素材の個性をそのままデザインに昇華させる姿勢が、メゾンの美意識を端的に物語っています。

メゾンが2025年末に「ジェンティッシマ ウルサン」から送り出す2つの新作は、既存よりひと回り大きい41mmケースを採用し、鮮やかなブルーとグリーンのメテオライトダイアルを備えたモデルです。細部までこだわるコレクターに向けて仕立てられたデザインで、より存在感のあるサイズ感を求める人に応える41mmモデルが、すでに登場している6つの36.5mmモデルと並び、新たにファミリーの一員としてコレクションを拡張します。サイズバリエーションが広がることで、ジェラルド・ジェンタの世界観を自分のスタイルに合わせて選びやすくなっています。

日常使いに適した快適な着用感のラバーストラップと50mの防水性能を備えた新作は、コンテンポラリーでマスキュリンな表情が際立つデザインです。芸術性の高いウォッチでありながら、実用面をおろそかにしない姿勢が貫かれており、都市でアクティブに過ごす大人のための一本と言えます。ウォッチメイキングアトリエ「ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン」で開発と組み立てが行われたそれぞれのウォッチには、大胆な気品と創造性あふれる発想を大切にするメゾンの哲学が凝縮されています。

サンドブラスト加工を施したグレード5チタニウム製の存在感あるラウンドケースをまとう「ジェンティッシマ ウルサン 41」は、一見シンプルに見えながら、その造形に隠れた物語が宿っています。ケース内側の輪郭はわずかに八角形を帯びており、細部に目を凝らした人だけが気付く遊び心が潜んでいます。軽量で非常にタフなマット仕上げのケースには、234個のホワイトゴールドビーズが精緻にセッティングされ、形と素材のコントラストがミニチュア彫刻のような幾何学的な表現を生み出します。「ジェンティッシマ ウルサン」コレクションで初めて採用されたこの独自のケースが、宇宙のかけらから切り出したブルーまたはグリーンのメテオライトダイアルの薄い層を包み込みます。

「ジェンティッシマ ウルサン 41」は、大胆なデザインを通じて強い印象を残す、時計を超えた存在として構想されています。ゼニス社製の自動巻きムーブメントにより高い精度で時を刻みながら、肌に触れたときの心地よさと想像力を刺激する造形によって称賛を集めるモデルです。ウォッチメイキングアトリエ「ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン」のアーティスティック・ディレクターであるマチュー・エジは、このモデルを「スポーティでシックなウォッチ」と表現し、「スポーティな側面はラバーとチタンに、シックな側面はゴールドのアクセントに由来します。デザインと美を讃える洗練されたコレクター、市場にあるものとは一線を画し、高い識別性を備えたウォッチを求める方々に向けた作品」と語ります。

ジェラルド・ジェンタの新作「ジェンティッシマ ウルサン 41」、メテオライトとビーズ装飾が描く立体的ウォッチジュエリー

「ジェンティッシマ ウルサン 41」

ジェンティッシマは、創造性への果敢な挑戦を受け止める独立系ウォッチメイキングの到達点を示すコレクションです。カーブやエッジの一つひとつに大胆さが宿り、人生の特別な瞬間を讃える存在として生まれました。アートと日常のあいだに橋をかけ、身に着ける人の時間に寄り添いながら歩むためのウォッチという発想が、隅々まで息づいています。

ジェラルド・ジェンタ「ジェンティッシマ ウルサン 41」、ゼニス エリート搭載のスポーティでシックな新章コレクション

海から誕生

1994年、20世紀を代表する数々のウォッチを生み出してきた先見的なデザイナー、ジェラルド・ジェンタ氏は、家族との休暇で訪れたコルシカ島のビーチを散歩中に一つのウニを見つけます。繊細なフォルムでありながら、外敵から身を守るトゲに象徴されるしなやかな強さを備えたこの生き物に心を動かされたジェンタ氏は、その独特のシルエットを腕時計のデザインへと映し出すアイデアを得ました。この体験が、「ジェンティッシマ ウルサン」へとつながる物語の原点となっています。

こうしてジェンタ氏のひらめきから形になったのが、小さなビーズを面いっぱいに配した凸型の側面を持つラウンドケースを特徴とする「ウルサン」です。フランス語で「ウニ」を意味する名を冠したこのモデルは、ジェンタ氏の未亡人であるエヴリーヌ·ジェンタ夫人が長く愛用してきたことでも知られています。そして2023年、ジェラルド・ジェンタブランドが「ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン」の支援を受けて再始動したタイミングで、このアイコニックなウォッチに新たな息吹が与えられました。過去の名作に今の感性を重ねることで、メゾンの美意識を次の世代へとつないでいます。

ジェラルド・ジェンタ「ジェンティッシマ ウルサン 41」、ウニのフォルムと宇宙由来のメテオライトが融合した唯一無二のタイムピース

星より来たる

新作「ジェンティッシマ ウルサン 41」は、サイズを大きくしただけのモデルではなく、既成概念にとらわれない精神を強く打ち出した一本です。グリーンまたはブルーのメテオライトダイアルが放つ奥行きのある色彩は、伝統的なハイウォッチメイキングに見られる控えめな構造から距離を取り、有機的な表情を前面に押し出しています。その美学は、自由な発想を重んじる姿勢と、ジェンタ氏が抱いていた稀少なプレシャスマテリアルへの深い愛着を物語るものです。

メテオライトの薄い切片に刻まれた天然の結晶構造は一つひとつ異なり、どのウォッチも唯一無二の個体であることを示しています。「メテオライトは石ではないものの、独自の鉱物としての起源と、美しいまでに複雑な構造を持っている」とマチュー·エジは語ります。「天然素材が持つ魅力をそのまま生かしたいと考え、さらにウォッチに時代を超えた雰囲気と、よりスポーティでシックな印象を与えるため、明るいトーンではなく、あえて暗い色味の文字盤を選びました」と続け、素材選びの哲学を明かしています。

周囲の光や見る角度によってニュアンスを変えるメテオライトの文字盤は、動きのある表情と自然な美しさを備えながら、高い視認性も確保しています。5分刻みのマーカーとゴールドの針には発光性のあるスーパールミノバ®が塗布され、その中にはジェンタ氏の好んだ色調にちなむほのかなピンクの特別なスーパールミノバ塗料が選ばれています。外側に向かって緩やかなカーブを描き、内側には特徴的な八角形のファセットを施した特注のサファイアクリスタルは、文字盤を守る役割を果たしながら、デザイン全体に躍動感を与え、一本ごとの個性を際立たせています。

ジェラルド・ジェンタ「ジェンティッシマ ウルサン 41」、メテオライトダイアルとビーズ装飾で更新するコンテンポラリーデザイン

ジェラルド・ジェンタ「ジェンティッシマ ウルサン 41」、ウニのフォルムとゼニス エリートが導くハイウォッチメイキングの新たな表情

ジェラルド・ジェンタ「ジェンティッシマ ウルサン 41」、ブルーとグリーンのメテオライトが描くアートピースとしてのタイムピース

洗練された美学、妥協なき性能

ウニ特有の立体的なシルエットを映し取ったケースには、ホワイトゴールドビーズが1つずつ手作業で丁寧にセットされており、思わず近づいて観察したくなるような印象的な外観をつくり上げています。頂部にはカボションを配したホワイトゴールド製のリューズが配され、ケースとの一体感を保ちながら、時間合わせの動作すら優雅な所作へと引き上げます。快適なフィット感のラバーストラップと50m防水性能によって、「ジェンティッシマ ウルサン 41」はアイコニックな存在感にとどまらず、アクティブな日常にも寄り添う気品ある一本として完成しています。凝った構造でありながら、デイリーに取り入れやすいバランス感覚も魅力です。

「ジェンティッシマ ウルサン 41」は、造形美だけでなくメカニズムの面でも満足感を与えるウォッチです。厚さ9.84mmのケースを裏返すと、透明なサファイアケースバックの向こう側に、力強いゼニス エリート GG-005ムーブメントの姿が現れます。18Kイエローゴールドのローター、約50時間のパワーリザーブ、4Hz振動を備えたこの自動巻きムーブメントは、コレクション全体に通じる洗練されたデザインを内側から支える存在として、審美性と機能性の調和を体現しています。

地中海に生きるウニの芸術的なフォルムを称える「ジェンティッシマ ウルサン 41」は、円形のシルエットが描く柔らかなラインと、独特な有機構造を組み合わせたデザインによって、メゾンの創造力を端的に表すモデルです。稀少なメテオライトダイアルの力強いブルーとグリーンのトーンを取り入れた構成は、クラシックなウォッチデザインの境界を静かに越え、より特別な存在感へと高められています。身に着ける人の品格や美意識を自然に物語る、静かなステートメントピースと言えるでしょう。

独創性と感情のゆらぎに価値を見出す人、そして唯一無二でありながら日常のスタイルになじむウォッチを求めるコレクターに向けて誕生した新作「ジェンティッシマ ウルサン 41」。これは、芸術を飾るためのオブジェではなく、暮らしのリズムと共に時を刻む存在として捉える人にふさわしいタイムピースです。仕事のシーンでもオフタイムでも、自分らしい審美眼をさりげなく表現したい人の手元にこそ似合う一本です。

Technical Specifications
「ジェンティッシマ ウルサン 41 ブルーメテオライト」
EEEH01A1

ジェラルド・ジェンタ 「ジェンティッシマ ウルサン 41 ブルーメテオライト」 EEEH01A1

ケース
素材          チタン グレード5 – サンドブラスト仕上げ、
            ホワイトゴールド製の234個のビーズ
直径          41 mm

ダイアルおよび針
ダイアル        ブルーメテオライト
直径          41 mm
厚さ          9.84 mm
インデックス(時)    ホワイトの転写(SLN)
インデックス(分)    ブルーの転写(SLN)
針           ソリッドゴールド – ポリッシュ&ラウンド仕上げ

ムーブメント
キャリバー       GG-005 – 再設計されたローターを装備した「ゼニス エリート」
パワーリザーブ、    50時間 - 4Hz       
振動数
直径          25.6 mm
厚さ          3.88 mm
部品数         158

ストラップ
ラグ幅         19-16 mm
素材          ブルーラバー

発売時期        2025年11月
価格          25,000スイスフラン(税抜)

Technical Specifications
「ジェンティッシマ ウルサン 41 グリーンメテオライト」
EEEH02A1

ジェラルド・ジェンタ 「ジェンティッシマ ウルサン 41 グリーンメテオライト」 EEEH02A1

ケース
素材          チタン グレード5 – サンドブラスト仕上げ、
            ホワイトゴールド製の234個のビーズ
直径          41 mm

ダイアルおよび針
ダイアル        グリーンメテオライト
直径          41 mm
厚さ          9.84 mm
インデックス(時)    ホワイトの転写(SLN)
インデックス(分)    グリーンの転写(SLN)
針           ソリッドゴールド – ポリッシュ&ラウンド仕上げ

ムーブメント
キャリバー       GG-005 – 再設計されたローターを装備した「ゼニス エリート」
パワーリザーブ、    50時間 - 4Hz       
振動数
直径          25.6 mm
厚さ          3.88 mm
部品数         158

ストラップ
ラグ幅         19-16 mm
素材          グリーンラバー

発売時期        2025年11月
価格          25,000スイスフラン(税抜)

All photos courtesy of LOUIS VUITTON

メゾン「ジェラルド・ジェンタ」は、直感と熟練のクラフツマンシップを融合させた革新的なウォッチメイキングを追求する存在です。1969年にスイス・ジュネーブでジェラルド・ジェンタ氏が創設し、独創的なデザインとバランスの取れたフォルムと機能で知られます。2023年には「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の支援とマチュー・エジによるアーティスティック・ディレクションの下で再始動し、「ジェンティッシマ ウルサン」を再解釈したコレクションが話題となりました。印象的なコントラストや意外性のあるテクスチャー、八角形モチーフをはじめとする幾何学的ディテールを取り入れながら、アヴァンギャルドなヘリテージと現代性を結び付け、時をキャンバスにした身に着けるアートを提案し続けています。

「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」は、マスターウォッチメーカーのミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニにより創設されたジュネーブ州メイランのアトリエです。デザイナーや職人が集い、ジェラルド・ジェンタやダニエル・ロートも傘下に、伝統技術と最先端テクノロジーを融合した高度な時計製造を行います。ケース、ダイアル、ムーブメントの各分野を統合し、「ジュネーブ・シール」取得作を含む比類ないウォッチを生み出しているのが特徴です。

#géraldgenta #ExtraordinaryGenta
#Gentissima #GenevaWatchDays

【Editor's View】
ジェラルド・ジェンタの「ジェンティッシマ ウルサン 41」は、海で拾い上げたウニのフォルムと宇宙由来のメテオライトという、スケールの異なる自然の記憶を一本のウォッチに重ねたような存在です。ビーズを散りばめたチタニウムケース、メゾン独自の八角形モチーフ、ゼニス エリート GG-005ムーブメントが一体となり、ジュエリーとハイウォッチの境界を軽やかにまたいでいます。ラバーストラップと防水性能によって日常使いしやすい仕様にまとめながら、光の角度ごとに表情を変えるメテオライトダイアルが、毎日のなかに小さな驚きを運んでくれるはずです。強く主張しすぎないのに、目に入るたびに持ち主の美意識を静かに語るウォッチとして、コレクションの核になる一本になりそうです。

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