2025.10.13
カテゴリ: 新作
レイバン アランミクリとの共創が放つ新作アイウェア、アヴァンギャルドな美意識が際立つ
視覚は、情報を捉えるだけでなく、自らのスタンスや美意識を表す手段でもあります。2025年秋冬、レイバンとアランミクリという対照的なふたつのアイウェアハウスが再びタッグを組み、既成概念に挑むカプセルコレクションを発表しました。前衛と普遍、反骨と洗練。その相反する要素が有機的に結びついた本作は、日常に意志あるスタイルを取り入れたいすべての人に向けた、感性を研ぎ澄ます視覚の提案です。

独自の視点と個性で知られるアランミクリとレイバンが、今季のパリファッションウィークの場を借りて意外性に満ちた共演を果たしました。アヴァンギャルドとアイコン、それぞれ異なる美学を持つ2つのハウスが、未来を見据えた共通のビジョンを掲げてカプセルコレクションを創出。2025年秋冬の限定アイテムとして、その革新的なラインが披露されました。
1990年代後半に一度限りで展開された希少なコラボレーションが、今あらためて鮮烈なスタイルで再臨。アランミクリの鋭利な造形美と、レイバンのクラシカルなDNA、そしてカルチャーの潮流を巻き込んだ再解釈によって、過去の名作が大胆に再構築されています。視覚表現の領域において、両者の思想が美しく交差したデザインが揃います。
フレームひとつひとつが語りかけるのは、単なる機能を超えたアートとしての存在意義。対照的な要素がぶつかり合いながらも、造形としては緻密にバランスが取られ、カオスと秩序の間を往還するような美学を体現しています。アランミクリの色彩感覚が放つ強い印象と、レイバンの堅牢な構造美が同居し、視線そのものをデザインへと昇華させます。
そしてこのコレクションにおける象徴とも言えるのが、レイバンのロゴがこれまでにない鮮烈なレッドで施されたディテール。世界の捉え方を刷新する感性を持つ人々へ向けて生まれたこのデザインは、単なる装飾ではなく意思の表明とも言えるでしょう。異なる時代を築いてきたふたつの巨頭が編み上げたこのアイウェアは、見ることの意味を新たに問いかけるコレクションです。
左)Alain Miklitalian 右)Leonardo Maria Del Vecchio
Anthi Fakidari
Matteo Milleri
Serge Ibaka
【Editor's View】
このコレクションが映し出すのは、もはやトレンドを超えた「視覚の思想」とも言える世界観です。前衛的でいて、どこか懐かしさを感じさせるフォルム。その交錯が魅力の核心を成しています。ファッションを自己表現の道具として捉える人にとって、このアイウェアは日常のスタイルに深みと物語性を添える存在となるでしょう。視線の先にあるものを変えるのではなく、自らの視点を更新する。その挑戦に応える一本が、ここにあります。
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