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ルイ・ヴィトン 光沢と質感で描く冬景色、「LV SKI」に見る男性のワードローブ戦略

冬の装いに求めるのは、気温に負けない保温や耐候性だけではありません。移動の多い一日でも美しくまとまり、街と山のあいだを軽やかに渡れるスタイルが欲しくなります。ルイ・ヴィトンのメンズ・コレクション「LV SKI」は、その欲求に正面から応える存在です。ファレル・ウィリアムスの感性が導くテクニカル素材の活用と、メゾンが磨き上げてきた仕立ての知性。その両輪が回ることで、スキー場では頼れる性能を発揮し、都市ではミニマルに映えるシルエットへと切り替わります。冬の予定を詰め込む人ほど手に取りたくなる、頼もしさと美意識が同居するラインです。

ルイ・ヴィトンはメンズ・コレクション「LV SKI」のルックビジュアルを公開しました。ファレル・ウィリアムスが掲げる「LVERS(LV バーズ)」のフィロソフィーは、多様なコミュニティを卓越性と品質で結ぶというメゾンの中心思想を更新するものです。その価値観の中で、スキーを楽しむライフスタイルは自然との対話と自由な移動を象徴し、冬の男らしさを現代的に描き直します。視覚的なキーワードだけに頼らず、文化と機能へのまなざしを軸に据えた点が今季の注目点です。

本年の「LV SKI」は、スキーウェアと普段着のミックスを一段深く押し進めています。メンズ・スタジオの核にあるダンディズムを背景に、高性能なスポーツピースへサートリアルなコードを重ねるアプローチが鮮明です。動きに沿う立体感と端正な佇まいが同時に成立し、移動や会食が続く冬の一日でもスタイルの切り替えが滑らかに行えます。都市生活者にとって、機能と端正さの両取りは実用上の利点です。

ルイ・ヴィトン「LV SKI」メンズ・コレクションに見る、冬のスポーツとモードの融合

コレクションの柱として、スポーツウェア業界のサヴォアフェール(匠の技)と専門知識を結集した本格スキーウェア12点を用意。生地には防水や撥水加工が施され、通気性を高める仕掛けや防水仕様の留め具を採用しています。スマートフォンやスキーマスクを保護するコンパートメント、スノーボード用のブーツとフックを固定できるBOAシステムをトラウザーへ一体化するなど、細部の機能拡張が徹底しています。高地でも都市でも頼れる、気配りの行き届いた装備です。

LV タータン・ピクセル モチーフのスキースーツは、山での定番を象徴する要素とダンディズムの伝統柄を重ね、視覚にリズムを生み出します。テクニカル素材にLV カーシブ シグネチャーを配したスキースーツは、遠目にデニムのように見えるユニークな表情が特徴です。撥水加工のジャケットは、ベージュのコーデュロイジャケットを思わせる穏やかな印象に仕上がり、ゲレンデ帰りの街着としても自然に溶け込みます。機能素材でクラシックを再解釈する姿勢が魅力です。

ゲレンデ以外の場面を想定したウェアは、アウトドアやトレイルのディテールを吸収。防水・撥水のテクニカル素材、取り外し可能な袖やレッグパーツ、ダイナミックなストラップベルトなどを組み込み、動きやすさと見映えを両立させています。異素材ミックスのパッカブルなウインドブレーカーやパフォーマンストラウザーは荷物が増えがちな旅先で活躍し、ファーエフェクトジャケットやニットブルゾンにはラグジュアリーとカジュアルの心地よいバランスが宿ります。

アフタースキーの顔つきも豊かです。シアリングのトラッカージャケットやミンクのボンバー、カシミヤブレンドのコート、モノグラム・フラワーを配したニットウェアなど、素材選びと仕立てが生む存在感が秀逸です。力強いダンディなムードをまといながら、過度に重くならない点がポイント。ラウンジやディナーといった夜の時間帯でも、品よく温かい印象を保てます。

アクセサリーは幅広い選択肢で、日常使いもしやすい構成です。シグネチャーのブラックフリース素材のビーニーに加え、シェニールブークレ素材の「ビーニー・LVクラッシュ」やレトロなスキー・モチーフのスカーフが登場します。モノグラムをプリントしたシアリングのスカーフにはレザーグッズやシューズのモチーフが配され、視覚的な遊び心を添えます。「LV イエティスノーブーツ」はインターシャシアリングのモノグラムやメタリックなガンメタルカラーで再登場し、足もとに力強さを与えます。

フットウェアでは、オールブラックのハイドロレザーによる「LV リミックス ハイキングブーツ」が無駄のない迫力を提示。シアリング素材の「LV トレイナーマキシスニーカー」は、ふんわりとしたウールのシューレースが季節感を演出します。トランクのヘリテージに発想を得た「LV フロスト・スキーマスク」は、ベージュ&ブラウンまたはブラック&ホワイトの展開で、交換可能なダミエとプレーンのレンズがスタイリングの幅を広げます。機能小物で冬の表情を整えたい人に適したラインです。

バッグは日常視点が強化されています。デニムに見えるトロンプ・ルイユ(騙し絵)風のナイロンバッグは軽量で、気候の変化にも対応しやすいのが利点です。同素材のバックパック「クリストファー スポーツ」や「ラッシュ・バムバッグXL」にはファスナーポケットやフィット感を高めるフードフラップを搭載。いずれも伝統的なヌメ革のディテールがアクセントとなり、スポーティな造形にクラシックの気品を添えます。

メタリックなガンメタルカラーのPVCバッグ群は、アルプスの雪面を思い起こさせる反射感が特徴です。モノグラムのエンボス加工を施したバックパック「クリストファー・カーゴ」、バッグ「キーポル・バンドリエール 25」、そして「ショッパー・トート」が揃い、冬の旅や週末の移動に頼もしい存在感を発揮します。光を受けたときの艶がスタイル全体のムードを引き上げる点も見どころです。

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PHOTO:Jonathan Frantini

詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。


【Editor's View】
「LV SKI」は、冬服の選び方を機能優先か見た目優先かで二分しない点に価値があります。テクニカル素材にサートリアルの知見を重ねる発想は、忙しい都市生活者がシーンを行き来する現実に寄り添います。十二分な防水・撥水やBOAシステムなどの実用面と、クラシック柄や上質素材の品格が一体化することで、買い足しの理由が明確になります。ゲレンデに向かう人はもちろん、冬のワードローブを軽やかに更新したい人にとっても、長く頼れる選択肢です。

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