2025.09.07
カテゴリ: 新作
ブルガリ 名作トゥボガスの新章、1980年代の大胆さと現代的ミニマルをつなぐ新作10点が到着
アイコニックなフォルムに新たな呼吸が宿るとき、ワードローブは一段としなやかになります。1940年代後半の技術革新から生まれたブルガリの「トゥボガス」は、時代ごとに表情を変えながら手元とデコルテに確かな存在感を描いてきました。2025年9月に登場する10点は、イエローゴールドの艶、パヴェダイヤモンドの光、そして色石のコントラストで、重ね付けや単体使いの楽しさを広げます。スーツに品格を添える最小限の輝きから、ドレスと響き合うボリュームメイクまで幅広く応える構成。トゥボガスが培ってきた工芸の精度が、日常を更新する鍵として改めて際立ちます。
「ブルガリ トゥボガス」発表から一年、歩みは加速しています。2025年9月には新作10点が加わり、象徴的なラインに新鮮な空気をもたらします。重ね付けや組み合わせの自由度が一段と広がり、個性の演出は際限なく展開。鮮やかな色調と力強いアクセントは、ブルガリのイタリア的美意識へのオマージュとして存在感を放ちます。時代を超えるイエローゴールドから印象的なカラーまで、どのピースにも日常と記念日の双方で生きる光のディテールが息づいており、読者のワードローブに即戦力の選択肢を増やします。
トゥボガスの起源は1940年代後半。ブルガリのDNAを形づくったのは、職人技の限界に挑み新しい美を具現化しようとする先駆的な意思でした。その手法は名を冠したコレクションとして受け継がれ、メゾン史に独自の道筋を残しています。今もなお、工房に立つ職人にとっては羅針盤であり、憧れを託す象徴であり、未来志向の精神を映す指標。こうした背景を知ることで、一本のバングルや一対のピアスが持つ物語性がスタイリングの説得力へとつながります。
デザインの発想源となったのは、加圧ガス時代を象徴する工業用パイプでした。この進歩の象徴が、意外にもジュエリーの新しい扉を開くきっかけとなったのです。二枚の金板を接合することなく、滑らかなリボンのようにコイル状に巻き上げるという画期的な手法は、革新性と美しさを同時に宿しています。金属そのものの構造から導かれた曲線は、視覚的にモダンでありながらも、肌に寄り添う柔らかさを備えているのが特徴です。その造形は、シンプルな装いを立体的に引き立てるアクセントとなり、ジュエリーを日常的に楽しむための新しい感覚を提示しています。
誕生以来、トゥボガスはコレクションに刷新の精神を注ぎ続けてきました。時代のムードに合わせて表情を変えながらも、核にあるのは革新的なヴィジョンと造形の強さ。だからこそ、季節ごとのトレンドに左右されにくく、ジュエリー投資として長く活躍します。オンは端正に、オフはラフにと装いの重心を自在に調整できるのも、このアイコンならではの利点です。
今季の新作は初期のエレガンスを凝縮しつつ、現代的なパリュール感覚を更新。イエローゴールドのミニフープピアスに加え、イエローゴールド×パヴェダイヤモンド、ピンクゴールド×パヴェダイヤモンドの華やかなバリエーションが登場します。1980年代の大胆な輝きをモチーフにしながら、シルエットはコンテンポラリー。デニムと白Tのワンマイルから、ギフトシーン、セレモニーまで対応し、手持ちのピースとのレイヤードでも活躍します。
リングは二型。洗練を極めたイエローゴールドのモデルと、螺旋に沿ってパヴェダイヤモンドが流れるように配されたモデルです。継ぎ目のないカーブが落ち着いた気品を引き出し、ダイヤモンドは澄んだ光を放ちます。指先のボリュームバランスが取りやすく、片手に一点投入しても重ね付けしても装いの重心を整えられるため、デイリーのスタイリングに取り入れやすい選択肢です。
1920年代の色石への情熱を呼び起こすセットも注目。オニキスとパヴェダイヤモンドを組み合わせたピアスとネックレスは、漆黒とイエローゴールドのコントラストがグラフィカルに映えます。モノトーンの装いに深さを与え、カラードレスの引き締め役にも好相性。トゥボガス特有の連続する面が光を細やかに拾い、顔周りとデコルテに端正なリズムを生み出します。
さらに、存在感で選ぶなら二つの卓越したピース。ピンクゴールドのブレスレットと、ルベライトとマラカイトのインサートを配したネックレスです。いずれもパヴェダイヤモンドで装われ、鮮烈な色彩とトゥボガス技法の調和が際立ちます。宝石と色、そして質感を有機的に結び付けるブルガリの熟練は健在。シンプルな黒のドレスやタキシードに合わせるだけで、視線を集めるフォーカルポイントが完成します。
お問い合わせ先：ブルガリ・ジャパン
0120-030-142
https://www.bulgari.com/ja-jp/
【Editor's View】
トゥボガスの魅力は、工業的発想をラグジュアリーへ転化した構造美と、肌に沿う着用感の両立にあります。新作の10点はサイズ感と光の面の設計が巧みで、単体使いでも重ねてもバランスが崩れにくいのが実用上の強みです。色石のバリエーションはパーソナルカラーに合わせた選択がしやすく、ワードローブの核となるブラックやネイビー、ベージュに置いても映えます。長く使える意匠に旬のアクセントを加えるという、ジュエリー選びの理想形を体現しています。
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