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ルイ·ヴィトン「ラ·ボーテ ルイ·ヴィトン」が創るプライベートな美の時間、バニティ「ニース」限定エディションと小物ラインの全貌

旅は移動だけでなく、身支度という静かな時間の積み重ねでもあります。ルイ·ヴィトンの「ラ·ボーテ」は、その私的な瞬間を丁寧に形にしたコレクションです。歴史あるトランク作りの知見を軸に、現代のドレッシングテーブルの機能と出合うことで、道具そのものが記憶を運ぶ存在へ変化します。バニティトランクや専用の小物、シグネチャーカラーから着想した限定アイテムは、手に取るたびに所作が整い、装いの完成度が一段上がる感覚をもたらします。毎日のメイクが旅の延長にあるという発想は、ワードローブに新しい余白をつくります。

ルイ·ヴィトン「ラ·ボーテ」後編。旅の伝統が息づくビューティートランクと専用小物の美学を詳解

©LOUIS VUITTON

インダストリアルデザイナーのコンスタンティン·グルチッチは、「ラ·ボーテ ルイ·ヴィトン」のために、建築的な直線や余白を生かしたデザインを考案しました。リップスティックもコンパクトも、ミニマルな造形に宿る確かなラグジュアリーが特徴です。機能一辺倒の使い捨て発想から距離を置き、長く手元に置きたくなる宝物へと位置づけ直した点が新鮮です。ビューティーツールを愛用品として育てたい読者にとって、日々の所作が少し豊かになる提案だと感じます。

家具デザインの分野で評価の高いドイツ人クリエイターが、初めてビューティー領域へ視線を移しました。フォルムと機能を緊密に結ぶ彼の哲学は、憧れの対象としての美のオブジェにも適用され、時を超えて使い続けられる存在として構想されています。ルイ·ヴィトンが培ってきた工芸性に現代的な合理性を重ねることで、ドレッサーにもバッグの中にも自然に馴染む「永く使う」前提のラ·ボーテが立ち上がります。

デザイン言語の起点は、ルイ·ヴィトンのトランクに見られる真鍮金具を想起させるゴールドカラーのリングです。伝統へのオマージュであると同時に、ビューティーラインの強いアイデンティティを象徴します。手に持った時の感触、閉じる時に立つ音、素材の温度といった要素まで体験設計の一部として捉え、アルミニウムや真鍮で作られたピースを長く愛用できる仕様に仕上げました。「美観だけでなく、レフィル可能で、何年も使う価値のあるメイクアップ製品を創る」というコンスタンティン·グルチッチの考えが、日々のメイクを小さな儀式へと高めます。ラ·ボーテに触れる行為そのものが、ブランドの物語とつながる瞬間になります。

意義あるサステナブルなジェスチャー

ヴィトンが創るプライベートな美の時間。バニティ「ニース」限定エディションと小物ラインの全貌
©LOUIS VUITTON

ヴィトンの「ラ·ボーテ」が導く新しい所作。バニティトランクとアクセサリーで旅と美をつなぐ体験
©LOUIS VUITTON

ルイ·ヴィトンのラ·ボーテを深掘り。歴史に学ぶメイクアップステーションと限定ポーチの魅力
©LOUIS VUITTON

ルイ·ヴィトン「ラ·ボーテ」バニティトランクと小物が導く旅するビューティー体験の全貌を徹底ガイド
©Louis Vuitton Malletier

ルイ·ヴィトン「ラ·ボーテ」シグネチャー3色着想のリップポーチとバニティで叶える旅仕度の品格を高める
©Louis Vuitton Malletier

ヴィトン「ラ·ボーテ」歴史的トランクの美学で新解釈するメイクアップステーションと限定「ニース」を詳説
©Louis Vuitton Malletier

ルイ·ヴィトン「ラ·ボーテ」旅のレガシーを受け継ぐ特別製バニティトランクと専用小物ラインの魅力を解説
©Louis Vuitton Malletier

ヴィトン「ラ·ボーテ」モノグラムの所作を纏う。ブラシケースやミニバニティで整う日常のビューティー体験を更新
©Louis Vuitton Malletier


パッケージは、サステナビリティを形だけで語らず、使う人の体験にまで落とし込んでいます。レフィルの芯にはシェード名が刻まれたカスタムメイドのモノグラム·リップスティックを採用し、ケース上部には色味を確かめられる小窓を配置。さらに、モノグラム·フラワー モチーフのロックシステムによって、「ラ·ボーテ ルイ·ヴィトン」のリップスティックとアイシャドウのみを専用ケースに収められる仕組みです。レフィルのセレモニーが、リップを塗るジェスチャーと同等のラグジュアリーな体験として成立する点は、コレクション性を大切にする読者の心を捉えます。

グルチッチはコレクション全体でサステナビリティを基礎に据えました。可能な限り使い捨てを避けてレフィル可能な構造とし、アルミニウムや真鍮といった素材を選択してプラスチック使用を最小化、耐久性を高めています。「私たちのアプローチは、サステナビリティへのコミットメントに忠実でありながら、高い耐久性と品質を実現すること。すべてのアイテムが使い手と共に生き、長く愛用され、何度も繰り返し使われるよう意図している」と語る姿勢は、ラ·ボーテをコレクションする楽しみを持続可能な習慣へ結び付けます。使い続けるほどに価値が増す仕立ては、ルイ·ヴィトンという名の信頼を生活に落とし込む方法として魅力です。

ビューティーと共に旅する

ルイ·ヴィトン「ラ·ボーテ」アールデコ由来の意匠と現代機能が交差するメイクアップステーションを解説
©LOUIS VUITTON


メイクアップという範囲を超え、思いやストーリーまで携えて運ぶための補完的オブジェが揃います。ルイ·ヴィトンの旅のレガシーをまっすぐに受け継ぐ発想で、ビューティーが向かう先に寄り添う設計です。メゾンのムーブメントと旅の伝統は、現代のビューティーにおける手の動きや表現と呼応し、使うたびに個人のリチュアルが研ぎ澄まされます。移動中のポーチの中でも、ドレッサーの上でも、視覚と触覚でその思想が伝わります。

この伝統を讃える象徴として、メゾンは特別なバニティトランクを制作しました。二十世紀初頭に依頼を受けて生まれたビューティーケースへの敬意と、パット·マクグラスがバックステージで使う現代のビューティーステーションの機能性を併せ持つ設計です。化粧道具の配置や開閉の所作まで計算された構成は、ステージ前の緊張と日常の落ち着きの両方に寄り添い、プロの視点を暮らしへ引き寄せます。

ガストン-ルイ·ヴィトンの着想を受け、アール·デコへの貢献で知られるフランス人デザイナー兼家具職人ピエール=エミール·ルグランが手掛けた1920年代のバニティに学んだ新作は、トランク作りの芸術と現代的ドレッシングテーブルの美意識を融合します。メゾンの顧客やフレンド·オブ·ザ·ハウスへ、唯一無二のビューティー体験をもたらすために、職人技とイマジネーションを結集。代々受け継がれる家宝としてふさわしい存在感が、使う人の時間感覚まで整えます。

「ラ·ボーテ ルイ·ヴィトン」のローンチに合わせ、旅のエレガンスを高める専用小物のラインが登場します。メイクアップブラシを収めるアイコニックなモノグラム·キャンバス、マティファイング ペーパー用のケース、ミニチュアのバニティにリップスティックを収納する提案まで。メゾンのタイムレスなデザインコードを取り入れながら、プライベートなビューティーのセレモニーを静かに演出します。バッグの中が整うことは、装い全体の統一感にも直結します。

発売記念として、シグネチャーシェードのモノグラム·ルージュ、ルージュ ルイ、テンダー ブリスに着想を得たリップスティック ポーチとバニティケース「ニース」の限定エディションが登場します。機能的なアイテムが、メゾンのスタイルや歴史、サヴォアフェールを語る永続的なオブジェへと姿を変えます。色の物語を携えた特別仕様は、支度の時間にリズムを与え、旅支度にも日常の装いにも自然に溶け込みます。

「私たちは家宝に値するものを作りました。アイコニックで大胆、そしてずっと記憶に残るもの」パット·マクグラス、コスメティック·クリエイティブ·ディレクター

ラ·ボーテ ルイ·ヴィトンが示す旅の継承。メゾンのトランク術と現代のドレッシングテーブルの融合
©Steven Meisel


LV オンブル 36,300円(税込)
LV ルージュ 23,100円(税込)
LV バーム 23,100円(税込)
LV ルージュ LV バーム レフィル 9,900円(税込)
LV オンブル レフィル13,200円(税込)

2025年8月25日(月)より、公式サイトにて先行発売、8月29日(金)より、ルイ·ヴィトン 表参道店、銀座並木通り店、阪急梅田店 2Fにてお求めいただけます。

#LVBeauty
#louisvuitton

詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。

【Editor's View】
ラ·ボーテ ルイ·ヴィトンは、旅のトランク作りで培われたクラフツマンシップを、日々のメイクという親密な時間へ静かに移し替えています。真鍮の金具を想起させるゴールドカラーのリングや、アルミニウムと真鍮を用いた堅牢なボディは、触れるたびに温度や音まで計算された体験を生みます。レフィル可能な構造とプラスチックの使用を抑えた設計は、長く使う前提で道具の美しさを保ち、買い足す行為そのものを儀式へと昇華します。1920年代のバニティから学んだメイクアップステーションや、モノグラム·キャンバスの小物は、トランクの遺伝子と現代のドレッシングテーブルの機能を結び、旅支度と日常の身支度を同じ物語の中に置き直します。使うほどに愛着が深まり、レフィルの度に色の記憶が更新される。この循環が、サステナビリティを表層ではなく習慣として根付かせ、メゾンの美学を生活のリズムへ自然に溶け込ませます。

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