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ルイ・ヴィトン 2026年春夏メンズショーに平野紫耀登場、ファレル×ビジョイの幻想空間に臨む

ファッションの世界において、カルチャーや哲学を語る手段としてのショーが再び力を持ち始めている。そんな潮流の中、ルイ・ヴィトンが2026年春夏メンズコレクションで提示したのは、インドの精神性と現代ラグジュアリーの融合という革新的なビジョン。会場に現れたのは、メゾンのアンバサダーである平野紫耀。彼の存在は、ファッションが単なるスタイルではなく、国境を越えた共鳴の手段であることを物語っていた。ファレル・ウィリアムスと建築家ビジョイ・ジェインの共同演出が生み出した空間は、視覚・聴覚・身体感覚を揺さぶる新しい「知覚の装置」となり、参加者の心に鮮烈な印象を刻みつけた。

ルイ・ヴィトンが、フランス・パリで開催した2026年春夏メンズ・ファッションショー。開催時間は日本時間で6月25日(水)午前4時。メンズ クリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムスが総指揮を務めたこの一大イベントに、日本からはブランドアンバサダーの平野紫耀が出席しました。文化や価値観が交錯するラグジュアリーファッションの場で、アジアを代表する若き表現者がその姿を現したことは、ブランドのグローバル戦略においても重要な意味を持つといえるでしょう。

平野紫耀がルイ・ヴィトン2026春夏メンズショーに登場、ファレル演出の世界を体感

今回のランウェイの舞台として選ばれたのは、近現代アートの象徴ともいえるポンピドゥー・センター。その背後に広がる建築演出は、インド出身の建築家ビジョイ・ジェイン(スタジオ・ムンバイ)とファレルによる共同制作です。彼のデザインは、自然素材と人間の感覚を深く結びつけることで知られており、今回も「自然と人」「伝統と現代性」を往来する詩的な空間が構築されました。この舞台美術は、単なる背景にとどまらず、ショー全体のテーマを物理的に具現化する装置となっています。

ルイ・ヴィトンの最新メンズショーに平野紫耀が登場、アートと伝統が融合した舞台で

2026年春夏メンズ・コレクションは、現代インドの服飾哲学を再解釈しながら、西洋的ダンディズムと融合させた新たな視覚言語を提示。ジャカード織やドレープ、伝統的な装飾技法といった東洋的要素が、洗練された現代的なシルエットと共存するルックには、単なるエスニック表現を超えた知的遊戯が込められています。このコレクションが提案するのは、スタイルの多様性を受け入れる“感覚のグローバリズム”。それは、多文化共生の未来において、ファッションがどのような役割を果たしうるかを示す象徴的なメッセージでもあります。

ルイ・ヴィトンの2026春夏メンズショー、平野紫耀が魅せたモードと洗練の共鳴

このグローバルな思想のショーに立ち会った平野紫耀は、自身4度目となるルイ・ヴィトンのショー体験を次のように語りました。「毎回のショーには想像を超える演出がありますが、今回も音楽、空間、テーマ、どれをとっても心に深く残りました。この場にいることができて本当に光栄です」。彼の言葉は、視覚的・感情的に構築されたショー空間が、観客の内面にどれほど深く作用したかを物語っています。平野が語るその“感動”こそが、ファッションのリアルタイム性と身体性を再確認させる瞬間でもあります。

この日、平野が着用していたのは、2025年秋冬メンズ・コレクションのルックを基調に、「LV バターソフト スニーカー」、ファインジュエリー・ライン「ル ダミエ ドゥ ルイ・ヴィトン」のリング、そして「タンブール コンバージェンス」のウォッチといったエッセンシャルピース。素材の質感や造形の完成度はもちろん、機能性とエレガンスを兼ね備えたそれらのアイテムは、ルイ・ヴィトンが目指す現代的ラグジュアリーの方向性を的確に表しています。特に若年層の富裕層やモード志向の強いミレニアル・Z世代に対し、感度の高いライフスタイルアイコンとしての魅力を発信する強力なビジュアルメッセージとなったと言えるでしょう。

All photos courtesy of LOUIS VUITTON

詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
          

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