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ティファニー TIFFANY & CO. が7,500カラットのクンツァイトで描く、バード オン ア ロック60周年の芸術

この貴重なクンツァイトの原石は、ティファニーの熟練したカット職人たちの手によって、10石の特別なカットストーンへと仕上げられます。完成したストーンは、ジャン・シュランバージェによる1965年のデザイン「バード オン ア ロック」の誕生60周年を祝う、カプセル コレクションのブローチとして発表される予定です。唯一無二のこの作品は、ブランドが誇るクラフツマンシップとジュエリーの伝統に捧げるオマージュとして位置付けられます。

ティファニーでチーフ ジェモロジスト兼ハイジュエリー ダイヤモンド ジェムストーン部門のヴァイスプレジデントを務めるヴィクトリア・ワース・レイノルズは、今回のクンツァイトについて次のように語ります。「この7,500カラット超の原石は、卓越した宝石を世界に紹介してきたティファニーの長い歴史の中でも、大きな意義を持つ存在です。このクンツァイトは、1902年にティファニー初のチーフ ジェモロジストとして就任したジョージ・フレデリック・クンツ博士の名を冠しており、そのサイズ、透明度、色彩は自然の創造性が結晶化した稀有な例といえます。この宝石を世界に紹介できることを誇りに思いますし、原石から生まれる10石のストーンを使ったブローチは、『バード オン ア ロック』の記念にふさわしい壮麗な賛辞となるでしょう」。

このクンツァイト原石は、25年以上前にアフリカのモザンビークで発見されたもので、サイズ、透明度、そして発色において極めて優れた特徴を持つ、非常に希少なジェムストーンです。ナチュラルな色合いがそのままに保たれたこの石は、自然が描き出す芸術の極致を物語り、同時にティファニーが長年貫いてきた宝石への情熱と技術的探求の精神を象徴するものでもあります。

クンツァイトは、豊かに広がるパープルから深みを帯びたライラックまで、見る者を魅了する多彩な色調を備えています。ティファニーの歴史において、このジェムストーンは特別な役割を担ってきました。その名は、ティファニー初代のチーフ ジェモロジストであり、後に世界的な宝石学者として名を成したジョージ・フレデリック・クンツ博士への敬意を込めて命名されました。

クンツ博士は独学で鉱物学を学び、カラーストーン分野における第一人者として知られるようになりました。彼の功績は、ティファニーが比類なきジュエリーを提供するトップブランドとしての地位を築き上げる上で、非常に大きな影響を与えました。クンツァイトは、モルガナイト、タンザナイト、ツァボライトと並び、ティファニーが20世紀に世界へ紹介してきた「レガシー ジェムストーン」の一つです。現在においても、ティファニーはその伝統を継承しながら、宝石学分野における存在感を確固たるものとしています。

ジャン・シュランバージェが1965年に手がけた「バード オン ア ロック」は、ティファニーの象徴ともいえるジュエリーとして広く知られています。このブローチは、オウムに着想を得てデザインされ、シュランバージェが抱く自然への賛美と躍動感が巧みに込められています。1995年には「ザ ティファニー ダイヤモンド」にセットされたことでも知られ、それ以降、色鮮やかなジェムストーンを用いた数々のバリエーションが生まれました。ティファニーの職人による緻密な手作業により、厳選された宝石は一点一点丁寧にセットされ、そのすべての作品が、ブランドが大切にしてきたエレガンスと進取の精神を継承しています。

今回の「バード オン ア ロック」ブローチ誕生60周年を記念して、ティファニーはこのクンツァイトを使った10点のハイジュエリー ブローチを製作します。それぞれ異なるカットやカラットで仕上げられるこれらの作品は、ティファニーが誇る顧客体験と、独自の芸術性に対する変わらぬ姿勢を示すものです。購入者は、チーフ ジェモロジストとの共同作業を通じて、希望するシェイプでのカットを依頼することが可能となっており、極めて個別性の高いオーダーメイド体験を楽しめます。

　　　　　　

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