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ダニエル・ロート 5Nローズゴールドの最新ウルトラスリムモデル、「ダニエル・ロートエクストラ プラット ローズゴールド」を発表

ダニエル・ロートが、伝統と革新を融合させた新作「エクストラ プラット ローズゴールド」を発表しました。厚さわずか7.7mmのウルトラスリムケースに、5Nローズゴールドの温もりと、手作業で彫刻されたギョシェ模様が織りなすダイアルが特徴です。新開発のキャリバーDR002を搭載し、65時間のパワーリザーブを実現。伝統的なクラフツマンシップと現代的なデザインが調和したこのタイムピースは、時計製造の真髄を体現しています。

ダニエル・ロートが体現する時代の美学、新作ウルトラスリムローズゴールド登場

新たに発表された「ダニエル・ロート エクストラ プラット ローズゴールド」は、直近のリリースに続くモデルであり、ロート氏が築いたハイウォッチメイキングの精神とブランドの伝統を色濃く反映させた一本です。そのデザインは1990年代初期のブランド黎明期を想起させ、「エクストラ プラット スースクリプション」と同様に、ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニの監修のもと、ウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」で開発されました。搭載されるキャリバーは、新たに設計されたDR002です。

ロート氏にとって、極薄型のドレスウォッチは非常に特別な存在でした。1980年代にはすでにその構想を練っていたものの、初めてそれが実際の製品として登場するのは1990年、トゥールビヨンC187の発売から1年後、「エクストラ プラット オートマティック」として日の目を見ることになります。

ケースには5Nローズゴールドを採用し、オリジナルデザインの精神を受け継ぎながら、ダブルエリプスの象徴的なフォルムと中央に配したひだ装飾によって、造形的なバランスを整えています。また、緩やかな曲線を描き下方向へ傾斜するよう再設計されたラグが、装着感を一層高めています。

伝統と洗練を受け継ぐ、ダニエル・ロートの新作エクストラ プラット ローズゴールド

5Nローズゴールドが際立つ、ダニエル・ロートの最新ウルトラスリムモデル

ダニエル・ロートが体現する伝統美、エクストラ プラットとムーブメントDR002の真価

ダニエル・ロートを象徴するダブルエリプスケースの意匠を踏襲しつつ、「エクストラ プラット ローズゴールド」ではケース厚をわずか7.7mmに抑えることで、その端正なフォルムをさらに強調しています。ローズゴールド5N素材によるケースと、オープンケースバックの仕様が特徴で、ダイアルにはソリッドホワイトゴールドをベースに、時分表示用として5Nローズゴールドのチャプターリングをあしらったツートーンデザインが採用されています。「トゥールビヨン ローズゴールド」に由来する設計原則が、このモデルにも引き継がれています。

手作業で彫刻されたピンストライプのギョシェ模様がダイアル全体に繊細な表情を添え、温もりある5N合金の現代的な色調が、ウォッチに漂う優雅な雰囲気を一層引き立てています。伝統的な職人技と現代的なデザインが、無理なく調和した仕上がりとなっています。

「ローズゴールドはその輝かしい光沢によって、クラシカルなウォッチメイキングの系譜に深く根付きながら、現代に通じる魅力も持ち合わせている」と、ダニエル・ロートのアーティスティック・ディレクターであるマチュー・エジは語っています。

機械式の芸術、ダニエル・ロート最新作が描く時計製造の神髄

トゥールビヨンと手作業の粋が響き合う、ダニエル・ロートの最新ハイウォッチ

「エクストラ プラット ローズゴールド」は、「エクストラ プラット スースクリプション」と同一サイズで、ケース幅35.5mm、長さ38.6mmのプロポーションを維持しています。さらに、オープンケースバックによって、精緻な仕上げが施されたキャリバーDR002を目で楽しむことが可能です。

ケースの組み立ては伝統的な時計製造の工程に基づいて行われ、各ラグは別個の部品として製作された後、手作業で一本ずつ丁寧にはんだ付けされます。また、ダイアル上の針にはブラックコーティングを施したステンレススティールが用いられ、ブラックのローマ数字や固有のウォッチ製造番号との統一感を生み出しています。

ダニエル・ロートエクストラ プラット ローズゴールド

THE CALIBRE DR002

スイスにおけるハイウォッチメイキングの伝統とロート氏の精神を讃えるべく設計されたムーブメントDR002は、マスターメーカーであるミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニによって製作されました。このムーブメントは、トゥールビヨン・キャリバーDR001が持つ独特なビジュアル要素を継承しながらも、「エクストラ プラット コレクション」のために新たに一から設計され、今後展開される複雑機構のベースとなる役割も担っています。

キャリバーDR002の設計は、ケースの象徴的なダブルエリプス形状をそのままムーブメントのフォルムに反映させています。その構造は、空間を最大限に活用した大型のホイールと、手作業でポリッシュ仕上げと面取りが施された流麗なブリッジによって構成され、古典的な趣を漂わせる美しいディテールが特徴です。

ミシェル・ナバスは、「私たちは常に、伝統的なウォッチメイキングの理念を重んじ、あらゆる細部にわたり徹底したこだわりを注ぎ込んできました。キャリバーDR002は、そうした姿勢を体現する証であり、ハイウォッチメイキングの真髄を映し出しています」と語っています。その精神を共有するエンリコ・バルバシーニは、「ダニエルのビジョンに対する深い敬意を胸に、伝統を守る一方で現代の進歩を取り入れ、品質において妥協のない設計を目指してキャリバーDR002を開発しました」と付け加えています。

このムーブメントは、古典的なエレガンスを体現すると同時に、その構造の高度な技術力にも目を見張るものがあります。4 Hzの振動数を誇るテンプには、4本のアームからなるフリースプラング機構が採用され、それぞれのアームに調整可能な可変慣性錘を装備。これにより、長期間にわたって優れた計時精度を維持します。また、1本の大型主ゼンマイにより、65時間のパワーリザーブが可能となり、週末を通じて止まることなく稼働し続ける実用性も備えています。

キャリバーDR002の外観に関しても、その魅力と操作時の感触を高めるために緻密な工夫が施されています。手作業で一点ずつ仕上げられた巻き上げ爪は、巻き上げ時に感じられる正確で満足感ある手応えを生み出すと同時に、ムーブメントの視覚的な美しさにも貢献。さらに、オープンケースバックを通じて、洗練された装飾と古典的な構造が一体となったその美しさを余すところなく堪能できます。

「ダニエル・ロート エクストラ プラット ローズゴールド」は、単なる時計を超えた存在として、スイスのハイウォッチメイキングの伝統そのものを讃えるオマージュとなっています。

ダニエル・ロートエクストラ プラット ローズゴールド

5N合金による柔らかで温かみのあるトーンが、タイムピース全体に漂う優美な佇まいを際立たせています。伝統に根差したクラフツマンシップと、洗練された現代的感覚が、異なる次元で自然に溶け合いながら一体となった仕上がりです。

TECHNICAL SPECIFICATIONS

「エクストラ プラット ローズゴールド」

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ケース
• ケース素材:ローズゴールド 5N
• ケースサイズ:38.6 x 35.5 mm
• 厚さ:7.70 mm
• 反射防止コーティングされたフラットなサファイアクリスタル
• サファイアクリスタルのスケルトンケースバック

ダイアル
• ローズゴールド 5Nのチャプターリングとピンストライプのギヨシェパターンを施したホワイトゴールドのベース
• ブラックのフォント


• ブラックコーディングを施したステンレススティール製

防水
• 30 m

ラグ幅
• 20 mm

ストラップ素材
• カーフレザー

キャリバーDR002
• ミシェル·ナバスとエンリコ·バルバシーニ監修の下、開発、組立てられた手巻き機械式ムーブメント
• パワーリザーブ:65時間 – 4Hz
• サイズ:31 x 28 mm
• 厚さ:3.1 mm
• 部品数 – 石数:143 – 21

1988年にマスター・ウォッチメーカーであるダニエル・ロートが創業したこのブランドは、独立系ウォッチメイキングの世界に一石を投じました。複雑機構を象徴とするそのスタイルと、機械式時計への情熱に裏打ちされた比類なき技術によって、控えめでありながらも品格に満ちた美しいタイムピースの新たな基準を確立しました。オーデマ ピゲやブレゲでの研鑽を積む中でトゥールビヨンといった複雑機構に魅せられた若き日の経験が、後のダブルエリプスという画期的なケースデザインの発想へとつながります。これは、時計製造の歴史においても極めて重要な意義を持つ出来事でした。伝統的なクラフツマンシップを復権させるという志のもと、ロート氏は機械的精度と上品な美しさを両立させる唯一無二のウォッチを生み出しました。

ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン
ブランドは2023年、ウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のサポートにより再始動を果たしました。ハイウォッチメイキングの原点を尊重し続けながらも、現代の革新を巧みに取り入れているダニエル・ロートのタイムピースは、すべて創業者のレガシーに対する深い敬意を内包しています。いずれのモデルも、洗練されたエレガンスと卓越した機械的精度というブランド特有の美学を体現し続けています。

ブランド再始動の幕開けは、ロート氏が愛した複雑機構であるトゥールビヨンに捧げられました。まず登場したのは、限定生産のイエローゴールド製「スースクリプション」シリーズで、続いてローズゴールドモデルも発表されました。これらのコレクションは、ブランドの伝統への敬意を込めつつ、インハウスで開発されたムーブメントDR001を搭載しています。いずれのモデルも、手作業によって精緻に製作され、ソリッドゴールド製のクル・ド・パリ ギョシェダイアルや入念な仕上げによって、「芸術作品としての時計(La Montre Objet d’Art)」という位置づけを実現しています。

ブランドは現在も、ロート氏の理念を受け継ぎながら、優れたクラフトマンたちとの協働によって、高水準のウォッチ製造に取り組み続けています。テクノロジーが日進月歩で進化する時代においても、ダニエル・ロートのタイムピースは変わることのない魅力を放ち、時の本質と職人技の伝承というブランドの信念を堅持しています。

All photos courtesy of LOUIS VUITTON

詳細は、ダニエル·ロート 公式サイト www.danielroth.comをご覧ください。

公式インスタグラム:@danielrothofficial

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
        

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