2025.06.06
カテゴリ: 新作
フランク ミュラーの25周年記念モデル「ロングアイランド デコ」、時を超える美の再構築
フランク ミュラーの代表作「ロングアイランド」が誕生25周年を迎え、新たな魅力を纏った「ロングアイランド デコ」として登場しました。アールデコの美学を再解釈し、スクエアに刷新されたレイルウェイミニッツトラックや、ギョウシエ装飾が施されたダイヤルが、洗練された印象を与えます。イエローゴールドやピンクゴールドのケースに、ネイビーやゴールドのインデックスが調和し、都市の躍動と郊外の静謐を融合させたデザインが魅力です。時を超えて愛される美を再構築したこのモデルは、現代のファッショニスタに新たなインスピレーションを提供します。
2000年に誕生した「ロングアイランド」は、フランク ミュラーの世界観を象徴するタイムピースとして位置づけられています。その誕生の背景には、ニューヨークの富裕層のライフスタイルに着想を得た経験がありました。摩天楼が直線的に連なるマンハッタンのダイナミズムと、対照的にロングアイランド島の優雅な別荘で流れる静穏な時間。このコントラストにより、ひとりの人間の中に異なる時間が共存するという発見に至り、それを腕時計というひとつのフォルムに落とし込んだのが「ロングアイランド」です。シャープさと優雅さという相反する魅力を統合し、洗練された美を体現したモデルとして、現代のファッショニスタに愛されています。
2025年、四半世紀の節目を迎えた「ロングアイランド」は、新たな意匠でその存在感をより一層際立たせました。レイルウェイミニッツトラックは従来のオーバル形状からスクエアへと刷新され、アールデコの趣をよりクリーンに強調しています。一見完成されていたこのモデルが、さらなる美の高みに到達した瞬間です。イエローゴールドのケースには同色のダイヤルを組み合わせ、中央に施されたギョウシエ装飾が気品を際立たせています。インデックスには、ゴールドケースとの調和を考慮したネイビーまたはゴールドカラーを用意。また、一回り大きめのサイズでは、肌に馴染むピンクゴールドケースに、ブルーとゴールドの色調を組み合わせた鮮やかなダイヤルが展開され、多彩なスタイルを演出します。
フランク ミュラーを象徴する、ロングアイランドの美
1992年に世界へ鮮烈な印象を与えたフランク ミュラーは、その後、世界中の時計愛好家たちの招きで各地を飛び回りました。旅の中で彼が感銘を受けたのが、マンハッタンの摩天楼とロングアイランドの華やかな別荘を自在に行き来するアメリカ富裕層のライフスタイルです。鋭さと躍動感に満ちた都市の時間、そして静謐で贅沢な別荘で流れる穏やかな時間、その両方を兼ね備えたタイムピースを創りたいという願いから、着想を得たのが、ふたつの世界を結ぶ曲線美を描くクィーンズボロ橋でした。この橋が完成した20世紀初頭は、ロングアイランドに豪奢な邸宅が建ち始め、同時にアールデコが世界中で隆盛を極めた時代でもあります。
このような背景から誕生したのが、アールデコの美学を基盤に、シャープな都市の時間とリラクシングな郊外の時間をひとつにまとめた「ロングアイランド」です。このモデルには、現代人が日常の中で持ち合わせる多面的な時間感覚、ロングアイランドという地に根ざした文化的ルーツ、そしてアールデコという芸術様式への深い敬意が込められています。直線と曲線を巧みに用い、都市と自然、活動と静寂の両要素を調和させたデザインは、腕時計を超えた存在感を放ちます。
「ロングアイランド」の細長い長方形ケースには、側面から見ると橋の優美なアーチを思わせるカーブが取り入れられており、通常はマスキュリンになりがちなスクエアフォルムに官能的なニュアンスを与えています。この独特な曲線美はフランク ミュラーの美学の真髄であり、視覚的魅力にとどまらず、装着時の快適性という実用面にも優れています。さらに、ダイヤル全体に広がるビザン数字は視認性の高さと華やかさを兼ね備え、見る人に強烈な印象を与えます。加えて、繊細なフォルムのスペード型時針や、精緻なギョウシエ装飾など、細部にわたり美意識が貫かれ、他に類を見ない存在感を放つタイムピースに仕上がっています。
ロングアイランド デコ


お問い合わせ先:
フランク ミュラー ウォッチランド東京
03-3549-1949
https://franckmuller-japan.com/
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