ウィークエンドマックスマーラスペインの美と技を宿す、「パスティチーノバッグスパニッシュヘリテージ」が登場

2025.05.12

カテゴリ: 新作

ウィークエンドマックスマーラスペインの美と技を宿す、「パスティチーノバッグスパニッシュヘリテージ」が登場

ウィークエンドマックスマーラのアイコンバッグ「パスティチーノ」最新作「スパニッシュヘリテージ」

ウィークエンドマックスマーラのアイコンバッグ「パスティチーノ」が展開するグローバルプロジェクト「パスティチーノワールドツアー」は、ヴェネツィア、パリ、日本に続いて、新たな旅先としてスペインに到達しました。この旅の第4章では、スペインが誇るレザー工芸の奥深さと、古来より受け継がれる象嵌細工「ダマスキナード」にスポットを当て、シーズンを超えて展開されるこのプロジェクトに新たな魅力が加わります。

今回発表された「パスティチーノバッグスパニッシュヘリテージ」には、クエロ・ガダミース社によって制作されたモチーフ入りの型押しレザーが使用されています。全てのバッグにはシリアルナンバーが刻まれ、特別感が高められています。この工房は、2001年にレザー職人でありながら芸術的な感性をもつラファエル・バロ・アタラヤによって設立されました。ラファエルは30年以上のキャリアを誇り、伝統的なコルドバレザーの技術を守りつつも、そこに独自の手法や現代的なデザインを融合させることで、唯一無二のレザー表現を追求しています。

このバッグは、ラファエルが手彫りで仕上げた木製の型を用いた加工を経て製作され、100年以上の歴史を持つコルドバの職人技が随所に活かされています。素材には、特別に柔らかくなめされた高品質のレザーを採用し、色付けや仕上げに至るまでのすべての工程を手作業で行うことで、深みのある個性が生み出されています。カラーパレットは、洗練されたアーストーンで統一されており、コーヒーブラウン、カーキ、コルドバブルー、クオイオ・タン（ライトブラウン）、そしてブラックがラインナップしています。

バッグのシグネチャーであるスフィア型クラスプは、スペインの伝統技法「ダマスキナード」によって新たな装飾的表現を纏い、再解釈されています。彫金が施された鉄の表面に、金と銀が細やかに象嵌されており、ブラックのベースカラーがそれぞれの金属の輝きを引き立てます。さらに、二段階にわたるゴールド装飾の工程によって、異なる色調のゴールドが生まれ、奥行きと立体感のある美しさが表現されています。仕上げには、スフィアの輝きを長く保つためのラッカーコーティングが施されています。

このスフィア型クラスプを手がけているのは、1970年にスペイン・トレドで創業された老舗アトリエ、アンフラマ工房です。創業以来、金属加工技術の研鑽を重ね、トレドならではの芸術的技術を継承する職人の手仕事にこだわり続けてきました。現在では、世界的に知られるダマスキナード技法の名門として、その名を確固たるものにしています。

バッグの内側には、フローラルパターン、グラフィックパターン、そして馬を描いた絵画のようなプリントが施されており、スペインを象徴する赤のダストバッグが付属しています。このコレクションは単なるファッションアイテムにとどまらず、ウィークエンドマックスマーラのブランド精神と、スペインの誇るクラフトマンシップが織りなすアートピースのような存在として完成されています。

「パスティチーノバッグスパニッシュヘリテージ」は、2025年6月末より全国のウィークエンドマックスマーラの各店舗および公式オンラインストアにて展開される予定です。