ブルガリハイエンドコレクション「ポリクロマ（POLYCHROMA）」より、ジュエリーウォッチコレクションを発表

2025.05.27

カテゴリ: 新作

ブルガリハイエンドコレクション「ポリクロマ（POLYCHROMA）」より、ジュエリーウォッチコレクションを発表

ブルガリが披露するポリクロマ、色彩と造形美が響き合うハイエンドウォッチ

ブルガリは、ハイジュエリーおよびハイエンドウォッチの世界における壮大な新章「ポリクロマ（POLYCHROMA）」を発表しました。このコレクションは、躍動する色彩と鮮烈な動きによって統一された世界観を軸に、色、多様性、変化、多面性という概念への大胆で秀逸なオマージュを捧げています。

「ポリクロマ」は、光をさまざまな角度から反射するプリズムのように、無数の創造、無限の色合い、そしてプレシャスストーンがひとつの美しい輝きに集約される世界を描いています。その頂点を成すのが、5点の並外れたハイジュエリー・マスターピースで、それぞれが貴重で唯一無二のジェムストーンをあしらい、自然美を芸術の域へと高めるブルガリの錬金術を体現しています。

ギリシャ語の「poly（多数）」と「chromia（色）」に由来する「ポリクロマ」は、永遠の都ローマへの敬意を込めたコレクションです。そこには色彩が語り、動きが表現となり、ジュエリーひとつひとつが新しい感動へと誘う世界が映し出されています。万華鏡のように変化するその世界は、時代と文化をつなぐ架け橋となり、色という普遍的な言語が感情を揺さぶり、非凡な物語を語りかけてきます。

今回の「ポリクロマ」コレクションでは、約250点に及ぶ新作ハイジュエリーとハイエンドウォッチが発表され、そのうち60点が過去最多となるミリオネアピースとして登場しました。類いまれな宝石と大胆な意匠を通じて芸術表現を刷新するだけでなく、ジュエリーバッグ、アイウェア、フレグランスといった新たなカテゴリーにも挑戦し、熟練の職人たちの技術が結集されたブルガリジュエリーの本質がメティエダールのすべてに宿っています。

ブルガリグループのCEO、ジャン-クリストフ・ババンは「『ポリクロマ』はブルガリの真髄を映し出すユニークなコレクションであり、各クリエイションが色彩豊かなDNAを如実に物語っています」と語っています。「大胆な創造が他と一線を画す存在に押し上げ、イタリアンジュエラーの頂点に立たせた原動力であり、本作はクラフツマンシップ、宝石学、金細工の可能性を拡張し、すべてのピースが芸術作品であると同時に、比類なき美しさと希少性を備えています。このコレクションは伝統の称賛にとどまらず、ラグジュアリーの枠を超えた卓越性への姿勢をあらためて示すものです」とも述べています。

ハイジュエリーウォッチ

「ポリクロマ」の持つ多面的で多様な精神は、ブルガリのハイエンドウォッチコレクションに色濃く反映されています。スイス製の緻密なタイムピースにローマのハイジュエラーならではの高貴で希少なストーンを組み合わせることで、クラフツマンシップと美の極致を体現しています。

新たな芸術の地平を切り開くブルガリ「ポリクロマ」コレクション

ローマの多様な美にインスパイアされた「Nuvole Preziose（ヌヴォレプレツィオーゼ／典雅なる雲の意）」ペンダントウォッチは、マクセンティウスのバシリカの天井構造に着想を得た八角形のフォルムを採用しています。制作に1,560時間を費やしたこのペンダントウォッチは、6.88カラットのクッションカットイエローサファイアを中央に配し、ヴィンテージのブルガリブローチからインスピレーションを得た蝶がトレンブランの先で揺れ動き、取り外すことでイヤリングとしても楽しめる仕様となっています。

イエローゴールドとホワイトゴールドを組み合わせた放射状のデザインは、ローマにあるサンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会の祭壇画に描かれたベルニーニの天上の光から着想を得ています。このピースは、荘厳な自然とイタリアの光への賛辞を、まばゆいばかりの色彩で具現化しています。

新たな芸術の地平を切り開くブルガリ「ポリクロマ」コレクション

ローマの夜を蛍の光がやさしく照らす情景を表現した「Notte Stellata Diva（ノッテステラータディーヴァ／星空の歌姫の意）」は、究極の優美さを讃える作品です。ブルガリを象徴するカボションカットを想起させるドーム型の蓋がダイヤルにあしらわれ、そこにはプリンセスカットダイヤモンドで象られた月と、パヴェスノーセッティングの輝きが広がり、さらにイエローダイヤモンドとブルーサファイアで表現された2匹の蛍がほのかに揺れ動いています。

その卓越したラグジュアリーな美は、ダイヤルにとどまらず、1匹の蛍が止まったブルーサファイアのグラデーションが施された、しなやかで装着感に優れたブレスレットへと連続しています。「ポリクロマ」は、ローマの陽光がもたらす神聖な色彩だけでなく、夜の神秘的な色調にも焦点を当てています。「ノッテステラータディーヴァ」のダイヤルは、あたかも星が無秩序にまたたく夜空のように、神秘と奥深い側面に満ちています。

ブルガリの革新性と受け継がれる伝統を未来へと導く象徴的な作品「Serpenti Aeterna（セルペンティエテルナ／永遠なる蛇の意）」では、ブランドを象徴する蛇のモチーフが現代的な感性で再構築され、気高くしなやかで美しい本質を表現しています。装飾を排した純粋で洗練されたデザインによって、メタモーフォシス（変容）と永続のシンボルが放つエネルギーを表現。ホワイトゴールド製のウォッチは、手首に優雅に寄り添うバングル型で、ダイヤモンド×サファイア、またはダイヤモンド×エメラルドの2タイプが展開され、ブリリアントカットダイヤモンドパヴェとそれぞれの色を宿した針が配されています。

「Gioco di Forme e Colori（ジョーコディフォルメエコローリ／色彩と形象の調べの意）」は、「ポリクロマ」コレクションが掲げる本質を体現したシークレットウォッチであり、ブルガリのローマのルーツと唯一無二の色彩感覚に捧げられたオマージュです。この芸術作品では、創造性とクラフツマンシップが見事に昇華し、蓋として機能するパーツは取り外すことでブローチにもなる構造。ダイヤルの中心には、12.34カラットのタンザナイトが華やかに輝いています。

燦々と降り注ぐローマの太陽の光からインスピレーションを受けたゴールドのラインを基調に、さまざまなカットを施されたエメラルド、サファイア、ルビー、ガーネットなどのジェムストーンがカスケード状に配され、鮮やかな彩りがひときわ際立つ構成となっています。仕上げには、右から左へと動くリンクパーツを配した遊び心あふれるブレスレットが採用され、最先端かつ力強いマキシマリズムを称える要素としての魅力を放っています。

「Tubogas e Colori（トゥボガスエコローリ／色彩とトゥボガスの意）」と題されたマンシェットウォッチでは、ブランドのシグネチャーであるトゥボガスがしなやかなローズトーンで再解釈され、大胆なジェムストーンとハードストーンの配置によって装飾が施されています。トルマリン、シトリン、ルベライトに加え、ソーダライト、ターコイズ、マラカイト、さらにはコーラルまでもが組み合わされ、幾何学的な配置が繊細に並びます。ダイヤルの蓋には、6.65カラットの透明感ある天然アメジストがあしらわれ、華やかさと大胆さを同時に演出しています。

ブルガリのウォッチプロダクトクリエイションエグゼクティブディレクターであるファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニは、「ファインジュエリーはウォッチメイキングの限界を塗り替え続けており、常に新しい複雑さと美しさを備えた作品を生み出しています」と語っています。「ピコリッシモムーブメントの開発は、ブルガリのアイコニックなウォッチ構成を再解釈する新たな探求の機会となり、極小サイズながら圧倒的なクオリティを持つジュエリーウォッチの創作を可能にしました。これらのクリエイションは多くがアーカイブにインスパイアされており、同時にブルガリの遺産との強固なつながりを保っています」とコメントしています。

「Serpenti Aeterna（セルペンティエテルナ）」を除くすべてのモデルには、直径12mm、厚さ2.50mm、重さ1.30gという市場最小の円形機械式マイクロムーブメントであるピコリッシモが搭載されています。新たな無限の形状を創出し、大胆な色の世界観を表現するブルガリは、ローマの活気を永遠のインスピレーション源とし続けています。「ポリクロマ」コレクションは、異なる美意識を重ね合わせながら、その内に宿る芸術性を余すことなく映し出し、創造性と職人技、そして類いまれな卓越性を称える魅惑的な存在として輝きを放っています。