フェンディ「マンマバゲット」が復活、タイムレスな魅力を放つ新作アイコンとして登場

2025.02.14

カテゴリ: 新作

フェンディ「マンマバゲット」が復活、タイムレスな魅力を放つ新作アイコンとして登場

フェンディ（FENDI）が、メゾンのアーカイブからアイコニックな「マンマバゲット（Mamma Baguette）」を復活させます。25年の時を超えて再構築されたこのバッグは、ソフトな質感とコンテンポラリーなスタイルを兼ね備え、ブランドの揺るぎないレガシーを象徴する存在として、2025年春夏ランウェイに登場しました。

1990年代後半に誕生した「マンマバゲット」は、フェンディの創業者であり家長でもあったアデーレ・カーサグランデ・フェンディ（Adele Casagrande Fendi）に敬意を表してデザインされたもの。その名が示すように、1997年にシルヴィア・フェンディ（Silvia Venturini Fendi）が手がけた「バゲット（Baguette）」よりもひと回り大きく、“バゲットの母”ともいえる存在です。

「バゲット」特有の長方形のフォルムやフラップ開閉、小脇に抱えるスタイル、そして「FF」ロゴバックルを継承しながらも、「マンマバゲット」はより快適な使い心地と高い収納力を備えています。フェンディのDNAを受け継ぐこのバッグは、時代ごとに異なるバージョンが生み出され、その確固たるアイデンティティを確立。一方で、「バゲット」の持つ汎用性を反映し、多様なスタイルに適応する本質を示し続けています。

過去と現在が交差するデザインの中で、2025年春夏ウィメンズコレクションに向けた「マンマバゲット」は、コンテンポラリーなエッセンスを加えながらも、オリジナルのコードを継承。バターのように滑らかなナッパレザーの質感と、フェミニンな印象を際立たせるドローストリング開閉が、洗練された美しさを演出します。また、「FF」ロゴバックルには、メゾンが誇るレザーグッズの伝統を称え、控えめなレザーインレイが施されています。

モダンな実用性を兼ね備えた「マンマバゲット」は、ラージ、ミディアム、スモールの3サイズで展開。スモールサイズは、ハンドバッグとして持つだけでなく、調節可能なレザーストラップを活用すればクロスボディバッグとしても使用可能です。カラーパレットは、ペールピンク、マッチャグリーン、セージグリーンの柔らかなトーンに加え、ダブ、ブラック、ホワイトといったタイムレスな色合いが揃います。さらに、ビーズやスエードをベースにした今季を象徴するフローラルエンブロイダリーが施され、フェンディならではの卓越した素材使いを体現するブラックパイソンのバージョンもラインアップされています。