2025.02.11
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ルイ・ヴィトン ハイジュエリー コレクションが描く19世紀の輝き「Awakened Hands, Awakened Minds」の第2章を発表
「Awakened Hands」から「Awakened Minds」へと進化した本ハイジュエリーコレクションは、サヴォアフェール(匠の技)と科学の進歩を融合させ、19世紀の文化的な変遷と機械化の到来を表現している。貴金属の可鍛性を活かし、ルイ・ヴィトンの審美眼に叶う希少な宝石を取り入れることで、卓越した技術から生まれる芸術的なジュエリーを創出。それぞれのピースが、メゾンならではの美意識と独創性を体現し、繊細かつ力強い輝きを放つ。
「Awakened Hands, Awakened Minds」第2章では、19世紀フランスの革新的な進歩から着想を得た7つのテーマを基に、50点の希少なジュエリーを展開。クラフツマンシップと科学の発展を巡る旅を再び描く。より深遠な世界への探求が進む中で、アトリエは新たなフォルム、素材、技法を試み、自らの領域を広げていく。「Awakened」の精神を継承し、フランチェスカ・アムフィテアトロフの独自の解釈によって当時の勤勉さや工芸が表現される本コレクションは、創造性の躍動をさらに加速させる。
革新を象徴するカプセル・コレクションから、メンズのコンパスやウォッチ、ブローチが登場。それらは、かつてのトレンドセッターと彼らがもたらしたインスピレーションをジュエリーとして昇華させたもの。フランスの発展とともに、芯の強さを宿すルイ・ヴィトン ウーマンの精神が、デザインに鮮烈な存在感を与えている。卓越したクラフツマンシップを体現するLV モノグラムスターカットダイヤモンドのヘッドバンドをはじめ、類い稀なイエローダイヤモンドやジェムストーンが、本コレクション第2章を華やかに彩る。
「Splendeur(スプランドゥール)」
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「Splendeur」では、フランス王宮で称賛された華麗なクラフツマンシップが再解釈されている。歴史的な王室の調度品に用いられたフローラル・モチーフに着想を得て、複雑な技法を駆使しながら、ルイ・ヴィトンのアイコニックなモノグラム・フラワーを繊細に表現。透かし細工を施したペンダントには、イエローゴールドとプラチナのパターンが交互に配置され、花びらの構造と躍動感を際立たせる。中央には、「Splendeur」の中でも際立つ存在感を放つ、合計8.69カラットのモザンビーク産ルビーがセットされている。
ダイヤモンドとゴールドのチェーンが、もう1つのルビーを支えながらペンダントと調和し、洗練された上品な佇まいを演出する。「Splendeur」の伝統への敬意を表すリングとイヤリングのセットは、宝石職人の卓越した技術を映し出し、19世紀の驚くべき創造力を証明。ルイ・ヴィトンのジュエリーが紡ぐ物語の中で、当時の職人技と現代の革新的なデザインが交差し、唯一無二の芸術性を生み出している。
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「Phénoménal(フェノメナル)」
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フランスの磁器技術にインスパイアされた本コレクションは、格子細工や華麗な装飾、鮮やかなレイヤーを取り入れ、フランチェスカ・アムフィテアトロフのこだわりと創造力が見事に調和している。技巧を凝らしたデザインの中でも象徴的な「Phénoménal」のロープモチーフは、ルイ・ヴィトンのイコノグラフィーを反映し、大胆な幾何学的表現を駆使。バゲットダイヤモンドを配したパーツや、ダイヤモンドをふんだんにあしらったリングでは、ゴールドを織物のように組み合わせることで、メゾンの「V」を想起させるデザインを完成させている。中央には、LV モノグラムスターカットダイヤモンドの下で優美に輝く7.44カラットのコロンビア産エメラルドがセットされており、「Phénoménal」のオープンウィーブ構造の繊細さをさらに際立たせている。
ハイジュエリー コレクションに新たに加わったメンズのカプセル・コレクションは、宝石職人の卓越した技術と、ルイ・ヴィトンの尽きることのない創造性を融合し、歴史的な伝統を新たな視点で表現。エレガントなコンパスは、稀少で精緻なオブジェとして、職人の類い稀な手仕事を象徴する。ダイヤモンドの輝きがフレームを形作り、チェーンのトップには4.55カラットのツァボライトをセット。文字盤には曲線とエングレービングを組み合わせ、メタルワークによる動きのある幾何学模様を表現。ウォッチケースには、2.16カラットと2.71カラットのツァボライトを主役に据えた織物のようなパターンを採用し、ジュエリーとしての存在感を際立たせている。
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「Élégance(エレガンス)」
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ホワイトゴールドとLV モノグラムスターカットダイヤモンドを用いたヘッドバンドは、ルイ・ヴィトンを時代の象徴として讃える一品。額に沿う幾何学的な格子模様は、「Awakened Hands」の繊細な技法と、「Awakened Minds」の卓越した職人技を想起させる。伝統と革新が融合したデザインに、遊び心を加えたヘッドバンドは、メゾンのグラフィックコードに洗練されたフェミニンな印象を添える。身体の動きに沿うよう巧みに設計されたLV モノグラムスターカットダイヤモンドのモチーフは、ブレスレットやイヤリングにも展開され、ダイヤモンドの繊細な細工が「Élégance」の名にふさわしい華やかさを演出する。
本コレクション第2章では、フランスを近代化へと導いた要素を深く掘り下げ、アトリエの仕事に進歩と変化をもたらした類い稀な関係性が浮き彫りにされる。万国博覧会で高く評価されたこの関係が、創意工夫のもとで新たなデザインのメカニズムを生み出し、職人の手と精神を結びつける新たな美的言語を確立。ルイ・ヴィトンのハイジュエリーは、歴史と革新の架け橋となりながら、時代を超えたクリエイションを生み出している。
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「GRAVITÉ(グラヴィテ)」
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「Gravité」は、19世紀フランスの物理学者フーコーが示した科学的精密性と、目に見えないものへの探求を基に誕生。砂の上に360度の花びら形の重力を刻んだ「振り子」のように、ルイ・ヴィトンのデザインは、貴金属を導管に見立て、並列と速度の相互作用の調和を追求している。異なるダイヤモンドカットやセッティングを巧みに組み合わせることで、視線を惹きつけながらデザイナーの意図を際立たせる。列を連ねたV字型のペンダントには、6.48カラットの取り外し可能なカシミール産サファイアがセットされ、圧倒的な美しさを放つ。
完璧なシンメトリーを描く2つのカシミール産サファイア(4.38カラットと2.13カラット)がペンダントの上部に施され、デザインの連結要素として配置される。このホワイトゴールドのダイヤモンドとサファイアのネックレスは、2,058時間の職人技によって完成。同様のインスピレーションから生まれた3連のチョーカーには、幾何学的なパターンと相互に作用する構造が取り入れられ、中央に輝く27.20カラットのサファイアが、その卓越した品質と存在感を際立たせている。
「Dynamisme(ディナミズム)」
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19世紀のモダンな集産主義への道を照らす「Dynamisme」は、極めて構築的なネックレスをはじめ、リンクの精巧な配列によって力強いグラフィックコードと動きを共存させたデザインが特徴。旅という概念がルイ・ヴィトンを革新の最前線へと押し上げたように、本コレクションもまた、動きの相関性をグラフィカルに表現し、メゾンが掲げるハイジュエリーのビジョンと大胆な挑戦を体現している。立体的な2連のオープンシェブロン・モチーフは、卓越した職人技を際立たせると同時に、プラチナとイエローゴールドの組み合わせによって、三角形のコントラストが巧みに強調されている。
イエローゴールドに角度をつけてセットされたラウンドダイヤモンドが、ルイ・ヴィトンの「V」を彷彿とさせ、戦略的に配置された2つの1.59カラットのLV モノグラムスターカットダイヤモンドへと視線を導くドミノ効果を生み出す。バゲットダイヤモンドを用いたスクエアシェイプのフレームが、幾何学的なフォルムの中を縫うように連なり、「Dynamisme」のエネルギーを最大限に引き出している。オープンシェブロン・モチーフを取り入れたネックレス、ブレスレット、イヤリング、リングでは、LV モノグラムスターカットダイヤモンドが輝き、その独創性と技術力の結晶として、ラグジュアリーの新たな可能性を示している。
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「Vision(ヴィジョン)」
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19世紀における産業の発展をインスピレーション源とするネックレス「Vision」は、鉄道の機械化と旅の進化に着目し、それをジュエリーデザインに落とし込んだ作品。リンクやビス(鋲)の要素を取り入れ、多層構造のネックレスを形成することで、産業革命時代の精巧な技術をオマージュ。プラチナ、イエローゴールド、ダイヤモンドを巧みに組み合わせたデザインは、拡張し続ける輪のように緻密さを増していく。バゲットダイヤモンドが矢の形にセットされ、内在する光を増幅させながら、ルイ・ヴィトンのビジョンを凝縮したコード化されたグリッドを構築している。
建築的な美しさとジュエリーデザインが融合した「Vision」は、鉄道の驚異を実現させたエネルギーと近代金属技術の偉業を表現する。織り込まれるように施されたダイヤモンドの中央には、50.01カラットの希少なオクタゴナルステップカットのスリランカ産イエローサファイアが輝き、太陽のような黄金色の輝きを放つ。その下には、V字型のデザインパターンの中に3.07カラットのLV モノグラムスターカットダイヤモンドが優雅にセットされ、「Awakened Hands」へのオマージュとして象徴的な存在感を放つ。シェブロン・モチーフが織物のように施されたネックレス、ブレスレット、イヤリング、リングは、フランスの伝統と革新を讃えるデザインとなっている。
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「Victoire(ヴィクトワール)」
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本コレクションのハイライトのひとつである「Victoire」は、エッフェル塔に捧げるルイ・ヴィトンの壮大なオマージュを体現するジュエリー。製作には3,923時間以上を要し、類い稀なサヴォアフェール(匠の技)と技術的な革新を結集。ラインナップの中心には、建築的な美しさと芸術性を凝縮したハイカラーネックレスが据えられ、「Awakened Hands」と「Awakened Minds」の相互作用を象徴するデザインとして仕上げられている。エッフェル塔を彷彿とさせる幾何学模様の細工は視線を下へと誘導し、メゾンの象徴である「V」へと導く。さらに、10.04カラットと3.19カラットのLV モノグラムスターカットダイヤモンドが配され、卓越した輝きを放っている。
さらに、「Victoire」では、印象的な5.05カラットと5.07カラットのイエローダイヤモンドをあしらったペンダントイヤリングが登場。これまでのルイ・ヴィトンのハイジュエリーコレクションの中でも、最も希少で価値の高い作品のひとつとなっている。3.98カラットのイエローダイヤモンドをセットしたブレスレットと、2.56カラットのリングは、グラフィックの視覚的な力強さと可動性を追求し、エッフェル塔の建築的驚異を、動きのあるデザインで表現。精密な構築美とシュールレアリスムの要素が交錯する「Victoire」は、ルイ・ヴィトンが19世紀へ贈る壮大なビジョンとして、本コレクションのクライマックスを飾る。
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ルイ・ヴィトンのハイジュエリーコレクションは、歴史的な表現を深く掘り下げ、時代を映しながら、ダイナミズムと感性を調和させた希少な作品群を生み出している。「Awakened Hands, Awakened Minds」は、象徴的な美に触れる旅の中で、工芸と科学の関係性を体現し、ルイ・ヴィトンの哲学を映し出す。ウォッチ & ファインジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターであるフランチェスカ・アムフィテアトロフが紡ぐこのコレクションは、フランスの歴史的遺産と、宝石職人の卓越した技術が生み出す世界的なレガシーを象徴している。
詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。
レスポンシブル·ジュエリー·カウンシル(RJC)について
ルイ·ヴィトンは2012年、レスポンシブル·ジュエリー·カウンシル(RJC)の認証を獲得し、貴金属の採掘にはじまり、職人による製品化から販売まで、宝石のライフサイクルを通じて、RJCが推奨する道徳、労働、社会、環境保全を含む認証プロセスの効果的な実施に取組んでいます。詳細は、 responsiblejewellery.comをご覧ください。
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