エンポオアルマーニ深みのある色彩とリュクスな素材で描く、2025秋冬メンズコレクションをミラノにて発表

2025.01.24

カテゴリ: コレクション

エンポオアルマーニ深みのある色彩とリュクスな素材で描く、2025秋冬メンズコレクションをミラノにて発表

人を引きつけ、心を奪う「魅了する」という行為。エンポリオアルマーニが今シーズンのコレクションで描くのは、言葉、所作、スタイル、その全てを通して魅了する道を極めた男性像です。それは、洗練されていながらも、どこか親密な雰囲気が漂う空間、たとえばクラブやラウンジのように、ゆっくりと時が流れ、会話が輪のように広がっていく、そんな魅惑的な場所でこそ輝きを放ちます。そして、その男性は、大胆にネクタイを締め、さらりとエレガンスを纏っているのです。

魅惑的なスタイル。それは、非の打ちどころがない完璧さ。毛足の長い素材で仕立てられたロングコート、ストール、強調されたラペルとしっかりとしたショルダーのブレザー。柔らかな印象を与える深いプリーツが施された幅広のハイウエストパンツには、厚底の靴を合わせています。コートやシャツにローファーを合わせたスタイリングには、アニマル柄やメタリック糸で織り上げたニットの輝きをアクセントに。タバコ、コニャック、ブライヤーウッド、チョコレート…彼が好む居心地の良い空間からインスピレーションを得た、濃密なカラーパレットが、コレクションに柔らかな雰囲気を醸し出しています。

ブロケードやタペストリーを彷彿とさせるクラフトパターンが目を引く、鮮やかな色のボンバージャケットやロングジャケット。それらは、厚手のリッチな起毛素材を用いて仕立てられています。身体を締め付けることなく、流れるようなシルエットを描くワードローブ。完璧なフィット感を実現するためにサイドスリットが施された、ボンデッドレザーのコートやブレザー。そして、ウエストラインを際立たせるクロップド丈のカーディガン。

ディナージャケットには、まるでコートのようなエボニーカラーを。アイロン仕上げを施した毛足の長いふっくらとしたシアリングコート。ディナースーツ、シャツ、ボウタイには、アジア風のハットをコーディネート。コンテンポラリーでエッジの効いたコレクションを完成させるのは、何種類も登場する、さまざまなシェイプのハットです。多様なスタイルや文化の影響が、コレクションに豊かな彩りを添え、風格のあるスタイルを実現しています。