ヨウジヤマモト Y'sとテーラー東洋によるスカジャンを展開、アユニ・Dが「Y's SUKAJAN」を着る「Y's PORTRAIT - AYUNi D」を発表

2024.08.26

カテゴリ: 新作

ヨウジヤマモト Y'sとテーラー東洋によるスカジャンを展開、アユニ・Dが「Y's SUKAJAN」を着る「Y's PORTRAIT - AYUNi D」を発表

Y's PORTRAIT - AYUNi D

Y'sとテーラー東洋による、比類なきスタイルを体現するスカジャンコレクションの最新作が展開されます。同時に、「Y's PORTRAIT - AYUNi D」も発表されました。

Y's PORTRAIT - AYUNi D

Y's PORTRAIT - AYUNi D

Y's PORTRAIT - AYUNi D

「Y's SUKAJAN」を纏うアユニ・D。彼女を取り巻く創造性が、まるで身体を包み込むように、そして目の前に顕れるように、Y'sが表現する都市、服、そして人々の記録を体現しています。

Y's PORTRAIT - AYUNi D

Y's SUKAJAN AW24

Y'sとテーラー東洋のコラボレーションによるスカジャンコレクションは、現代では海外生産も珍しくないスカジャンの全工程を「日本製」にこだわり、細部に至るまで当時のヴィンテージスカジャンの完全再現を目指しています。その上で、さらなる品質へのこだわりと洗練されたシルエットを追求しています。現代のものよりも繊細な、当時の本物のディテールこそが「Y's SUKAJAN」の魅力と言えるでしょう。

刺繍モチーフは、過去2年に発表されたスカジャンと同様に、テーラー東洋が所蔵するヴィンテージの中からY'sが厳選した柄で構成されています。元々は色彩豊かな絵柄を、今回は単色の黒と白のグラデーションで表現。背中の「Y's」の刺繍は、山本耀司氏自らが墨絵で描いた図案が用いられています。

横振り刺繍によって緻密に描かれた図案は、アセテート生地の打ち込みを調整することで、ヴィンテージと遜色ない仕上がりに。ウールリブも旧式の横編み機で1着ずつ丁寧に編み上げています。さらに、ファスナーは50年以上前のファスニング機械を再稼働させ、当時と同じ手曲げのものを再現。現代のものよりも繊細な当時の本物の仕様が、強いこだわりを持って再現されています。

テーラー東洋のコレクションの中でも特に厳選された逸品を、細部までこだわり抜いて再現するスペシャルエディション「港商レーベル」。このコラボレーションピースには、テーラー東洋の前身である「KOSHO & CO. 港商商会」のラベルが付属します。

TAILOR TOYO

「テーラー東洋」は、東洋エンタープライズのスカジャンブランドです。その前身である「港商(こうしょう)商会(KOSHO & CO.)」は、戦後の1940年代に創業し、当初は生地などの輸出入を行っていました。戦後、銀座周辺の露店街で、着物や帯など日本の伝統品を土産物として求める米国兵の姿を目の当たりにした港商の社員が、オリエンタルな刺繍を施した土産物（スーベニア）としてのジャンパーを考案。これが、現在「スカジャン」と呼ばれる日本発祥の洋服の誕生の瞬間でした。

フォルムはアメリカ人に馴染み深いベースボールジャケットを模倣し、刺繍は桐生や足利の職人に依頼しました。当時は戦後の物資統制により絹糸の入手が困難だったため、生地にはシルクに似たアセテートを使用。港商が露店で販売を始めると、そのジャケットは瞬く間に人気を博し、PX（米軍基地内の売店）の買い付け担当者の目に留まり、日本各地の基地に納入されるようになりました。やがてその人気は海外の米軍基地にも広がります。当時の納品伝票には、SOUVENIR JACKET（スーベニアジャケット）という商品名で記されていました。港商から始まり、半世紀以上にわたりスーベニアジャケットを作り続けてきたテーラー東洋は、スカジャンのオリジナルとして、その文化を継承しています。

Y's SUKAJAN AW24