Brand JOY

ルイ・ヴィトン 歴史を刻む新作ハイジュエリーコレクション「Awakened Hands, Awakened Minds」を発表

ルイ・ヴィトンは、新作ハイジュエリーコレクション「Awakened Hands, Awakened Minds(アウェイクンド ハンズ アウェイクンド マインズ)」を発表しました。 

このコレクション「Awakened Hands, Awakened Minds」は、19世紀フランスにおけるサヴォアフェール(匠の技)と独創性の進化を称え、ルイ・ヴィトンの壮大な門出とその軌跡を表現しています。
 
フランスの誇りが輝く今年、ハイジュエリーコレクション「Awakened Hands, Awakened Minds」は、サヴォアフェール(匠の技)がフランスの遺産となり、イノベーションが啓蒙となった19世紀の変革期を祝うものです。 
 
このコレクションは、19世紀に栄えたフランスのサヴォアフェール(匠の技)と偉大な職人、一流の発明家たちを讃えています。ラグジュアリーはイノベーションの代名詞となり、そのエスプリと大志はコレクションのデザインビジョンによって高められています。
 
ウォッチ & ファインジュエリーのアーティスティック・ディレクターであるフランチェスカ・アムフィテアトロフは、「19世紀のフランスは驚異的な変化が起きた時代であり、パリが世界の中心になった時代」と語ります。「『Awakened Hands, Awakened Minds』のデザイン言語は、その複雑さや精緻さ、革新性がジュエリーに反映されています」。
 
13の異なるテーマにわたる220点の逸品が揃うこのコレクションは、アムフィテアトロフがメゾンで手掛けた6番目のハイジュエリーコレクションであり、過去最大の規模となります。
 
「Awakened Hands(アウェイクンド ハンズ)」
 
第1章「Awakened Hands, Awakened Minds」は11のテーマと100のユニークピースで構成され、王室統治の終焉から始まります。フランスのアトリエや職人たちは自由な探求と実験の場を与えられ、サヴォアフェール(匠の技)やノウハウのルネッサンスを迎えました。木工細工やテキスタイル、ジュエリー製作の分野で突出した才能が次々と開花しました。
 
1837年、16歳のルイ・ヴィトンがパリに到着した時、彼は荷造り用木箱製造兼荷造り職人の見習いとしてキャリアを始めました。彼は積み重ねられる平らな蓋のトランクを開発し、これが旅行用に特別にデザインされたもので、この時代のフランスの大志を象徴しています。
 
アムフィテアトロフは、「クラフツマンシップはフランスのアール・ド・ヴィーヴル(豊かなライフスタイル)とラグジュアリーの誕生の表れです」と語ります。「Awakened Hands」は、フランスの王宮や宮殿を彩った豪華な装飾を想わせ、ルイ・ヴィトンのビジョンが息づくレアストーンの数々によってさらに輝きを増しています。
 
「Splendeur(スプランドゥール)」
 
「Splendeur」は、複雑な朝浮き彫りの木工細工から着想を得たフローラルパターンを表現し、110個のルビーを使った壮麗なセットです。52個のルビーがセットされたトランスフォーマブルネックレスは、木工細工を模した彫刻を施したゴールドの花のメッシュが特徴です。このネックレスは17人のセッティング職人と30人の宝石職人によって製作され、3,217時間がかかりました。
 
「Splendeur」は、ルイ・ヴィトンの革新的なエスプリを反映しており、モザンビーク産のストーンはブロックチェーン技術で完全に追跡可能です。これにより、ルイ・ヴィトンはカラーストーンのトレーサビリティを提供する初のメゾンとなりました。

「Seduction(セデュクション)」 
 
「Seduction」は、ラグジュアリーなブロケードやジャカード、タッセル細工を讃えるコレクションで、12.92カラットのザンビア産エメラルドがセットされたネックレスが特徴です。このエメラルドは本コレクションで最も重要な石の一つです
 
「Seduction」のネックレスには、結び目のようなV字型のディテールとコードスタイルのフリンジが施され、メゾンの歴史的なトランクを想起させます。ダイヤモンドパターンはモノグラム・カイトモチーフを思わせるデザインです。完成までに4,276時間を要し、900時間以上のデザイン時間が費やされました。
 
「Seduction」の複雑なV字型の結び目とロープのようなフリンジを取り入れたメダリオンスタイルのペンダントウォッチには、2.07カラットの鮮やかなグリーンエメラルドがあしらわれています。

「Phenomenal(フェノメナル)」 
 
「Phenomenal」は、織物の複雑さを貴重な素材とテクスチャーで再現し、その豊かで調和の取れた美しさを輝かせるネックレスです。アムフィテアトロフのシグネチャーであるプラチナとイエローゴールドのバイカラーを基調に、ボリュームのあるラウンドカラーのエメラルドがモザイク状にセットされています。力強くも繊細な「V」シグネチャーがグラフィカルに表現されたこのピースには、5.07カラットのザンビア産エメラルドがトップにあしらわれています。

「Elegance(エレガンス)」 
 
「Awakened Hands」を締めくくる「Elegance」は、ダイヤモンドを唯一のテーマとし、ジュエリー細工の技法であるトレンブランを採用しています。グラフィックなインターロッキング・パターンが特徴のこのピースは、「Awakened Minds」に登場する機械化を暗示しています。メゾンのシグネチャー「V」に、LV モノグラムスターカットダイヤモンドを散りばめ、トレンブランにセットされたスター・モチーフがネックレスとティアラにあしらわれています。

「Awakened Minds(アウェイクンド マインズ)」 
 
1850年代、パリは激動の時代を迎えました。アムフィテアトロフは、「人々の生活が大きく変わり、あらゆるアイディアやビジョン、発展など、知的活動が活発になった」と語ります。
 
1854年は、ルイ・ヴィトンが初めてロゴを作成し、登録した年です。「Awakened Hands」と「Awakened Minds」をつなぐ架け橋となった彼は、卓越した職人技を携え未来を掴み、発展と革新の原動力となりました。ここでは、熟練した技術は自由と探求に結び付き、「Awakened Minds」は工業化を受け入れ、機械化とグラフィックの反復という新たな解釈をもたらします。動き、正確性、バランスの取れた幾何学の相互関係を表現し、そのすべてがメゾンのキーコードとシグネチャーによって明らかにされています。
 
「Perception(パーセプション)」
 
「Perception」は、この時代の躍動感と急速に進むペースを捉え、機械化の進展を反映しています。反復する幾何学模様で表現され、見事に積み重ねられたハイカラーのネックレスは、魅惑的なダイヤモンドの組み合わせで作られています。サイズと向きを変えながら高さとボリュームを持たせ、目の錯覚を駆使した「V」の切り込みを備えた編み込み模様を描きます。カシミアのような品質とベルベットのようなブルーの輝きを持つスリランカ産の20.10カラットと、マダガスカル産の7.08カラットのサファイアがセンターに配されています

「Frequence(フレカンス)」
 
「Frequence」では、近代化と工業化が加速し、現代の相互関係を反映しています。「Perception」の反復概念が進化し、ピュアで催眠的なデザインに。メゾンのアイコニックなカイト・モチーフが再解釈され、同心円のパターンが波打つように描かれています。これらが組み合わさり、ダイヤモンドで構成された4層のネックレスに繊細な花のテーマが加えられています。

「Gravite(グラヴィテ)」
 
「Gravite」は、カイトを完璧なバランスの幾何学的な「V」に変えています。科学の進歩と天啓を表現するステートメントネックレスには、6.48カラット、4.38カラット、2.13カラットのサファイアが交互に配置されています。カシミール産のロイヤルブルーのストーンが「V」を描くダイヤモンドと組み合わされています。このテーマはミニマルなチョーカーにも引き継がれ、27.20カラットのスターサファイアがセットされています。このレアストーンはユニークな内包物によって星のような輝きを放ちます。

「Optimisme(オプチミズム)」
 
「Optimisme」は、世界中の注目を集めるパリのエネルギーを象徴しています。「これは文字通り、発見、知性、ビジョン、オプチミズム(楽観主義)を引き寄せる磁石」とアムフィテアトロフは語ります。洗練を極めたチョーカーは、フィスハルモニカを思わせるデザインが首元で輝きと戯れます。製作に3,307時間を要したこの逸品は、プラチナとイエローゴールドのファサードに繊細なバゲットダイヤモンドをセットし、複雑な構造が異なるトーンの表情を作り出しています。

「Vision(ヴィジョン)」
 
パリでの工学と科学の飛躍的進歩により機関車が発明され、機械化された鉄道によって新たな時代の旅が始まりました。フランス各地と結ばれたこの自由と発見の旅を象徴するのが、ルイ・ヴィトンの卓越したトランク製造技術です。トランクに使われる金属製のビス(鋲)は、究極のしなやかさを実現するために完璧に繋ぎ合わされ、包み込むようなネックレスに落とし込まれています。プラチナ、イエローゴールド、イエローサファイアが交差するV字型構造を巧みに表現し、13.47カラットと11.79カラットのオクタゴナルカットのイエローサファイアがゴールドのテーマをさらに引き立てます。完成までに2,504時間を要し、5人の宝石職人がセクションごとにネックレスを取り付けています。

「Victoire(ヴィクトワール)」
 
パリのスカイラインを再設計しその認識を変化させたエッフェル塔がテーマのネックレスです。逆さまのエッフェル塔を表現し、複雑なアーチは宝石で飾られた箱型の筐体にセットされています。光を捉えるゴールドのロッドが多面的な逆さダイヤモンドのピラミッドをV字に支えています。15.16カラットのLVモノグラムフラワーカットダイヤモンドがあしらわれており、取り外してリングとしても着用可能です。
 
首元を大胆に彩る建築的なグリッド状のネックレスには、3.02カラットのLVモノグラムスターカットのイエローダイヤモンドがセットされ、ルイ・ヴィトンの冒険心と革新的なエスプリを反映しています。

コレクションのマスターピース: 「Cœur de Paris(クール ドゥ パリ)」
 
「Awakened Hands, Awakened Minds」は、エッフェル塔が世界に公開された1889年にクライマックスを迎えます。パリの技術力の粋であり、近代化の道標でもあったエッフェル塔は、驚くべき発明力と思考を象徴するものです。
 
エッフェル塔は、「Cœur de Paris」ネックレスに表現されています。ピンクゴールドのロッドがバゲットカットのダイヤモンドで照らされた矢を囲み、56.23カラットのダイヤモンドへとつながっています。
 
ピンクゴールドのロッドがバゲットカットのダイヤモンドで照らされた矢を囲み、そのすべてがジュエリーのセンターピースである魅惑的な56.23カラットのダイヤモンドへとつながっています。本コレクションで最も重要かつ希少なマスターストーンであるこのダイヤモンドは、オレンジとブラウンのトーンを帯びた鮮烈なピンクという非常にユニークな色味が特徴です。「Cœur de Paris」と名付けられたこのダイヤモンドは、その独特なカットと大きなファセットにより、希少性が一層際立ちます。

5.73カラットのLVモノグラムスターカットダイヤモンドと組み合わせたストーンは、26個のLVモノグラムスターカットダイヤモンドを連ねた華やかなネックレスの中心を飾ります。これは、メゾン初のユニークなリヴィエールタイプのクリエーションで、センターストーンは取外してブローチとしても着用できます。
 
メゾンは、希少性とミュージアムクオリティのダイヤモンドを丹念に見極めて調達し、2つ目のマスターピースを完成させました。12.67カラットの石は幻想的なブラウン掛かったピンクとオレンジの色合いを放ち、ダイヤモンドに囲まれたリングの中で輝きます。
 
1世紀を経て、パリで完結する「Awakened Hands, Awakened Minds 」。フランスのサヴォアフェール(匠の技)やクラフツマンシップ、勤勉さが花開いた重要な時代を通して、ルイ・ヴィトンがフランスとラグジュアリーとの結び付きを象徴するメゾンとなるまでの驚くべき軌跡を物語ります。
 
 アムフィテアトロフは、「『Awakened Hands, Awakened Minds』で語られるストーリーは、現在のルイ・ヴィトンの在り方に近いものです。クラフツマンシップ、エンジニアリング、発明、そして大胆さの融合を示すことで、ルイ・ヴィトンの真の姿を語っています。本コレクションは、メゾンやフレンチラグジュアリー、アール・ド・ヴィーヴル(豊かなライフスタイル)の真髄を表現しています」と語ります。

All photos courtesy of LOUIS VUITTON
   
詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイト https://www.louisvuitton.com  をご覧ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
      

BRAND SEARCH

CATEGORY

ABOUT

「BRANDJOY.JP」はラグジュアリーブランドなどの最新動向に関連するニュースをセレクトしてお届けしています。新作やコレクションを中心に、新規オープン、ビジネス・業界情報をまとめてチェック。

ARCHIVES



TOP 10 ARTICLES

TOP