2024.04.14
カテゴリ: 新作
LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤーのアヴァンギャルドなオートオルロジュリー「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」で復活
タグ・ホイヤーは、ブランドの歴史と先進性を組み合わせた新モデル「モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」を通じて、時計の限界を超越します。
2024年4月9日、ジュネーブにて開催されたWatches & Wonders 2024で、スイスの高級時計ブランドタグ・ホイヤーが新モデル「モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」を披露しました。赤と青の2色で展開されるこの時計は、伝統と革新が見事に融合した注目のタイムピースとなっています。「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」は、その精密なムーブメントと魅力的なデザインで、専門家やコレクター、ファンから確実に注目を集める逸品です。
「タグ・ホイヤーは常にタイムキーピングの限界に挑戦し続けています。この新作の発表により、私たちは豊かな伝統を受け継ぎつつ、革新的な時計製造の未来を新たに定義します。このタイムピースは、精度と革新性を象徴し、伝統と最先端技術の完璧な融合を示しており、私たちの時計製造技術の精巧なクラフツマンシップが集結しています」とタグ・ホイヤーのCEO、ジュリアン・トルナーレ氏が述べています。
1世紀にわたる卓越の技タグ・ホイヤーのスプリットセコンド クロノグラフは、1世紀を超える歴史を持ちます。1900年代初頭から、この複雑な機能を習得するために努力を重ねてきたメゾンは、多くのストップウォッチやダッシュボードタイマーでその成果を証明してきました。特に1916年に開発されたマイクログラフは、1/100秒単位で計測できるため、1920年代から1930年代のオリンピックで計時器として推薦され、この革新精神はマイクロスプリットへと受け継がれました。
1960年代には、ホイヤーのストップウォッチはモータースポーツの重要なアイテムとなり、特にリファレンス11.402が、その1/10秒の正確な計測能力を活かし、スクーデリア・フェラーリのタイムキーパーとしての地位を確立しました。1989年には腕時計としてのスプリットセコンド クロノグラフを発表し、1990年代を通じて、特にアイルトン・セナやゲルハルト・ベルガー、ミハエル・シューマッハなどの伝説的なレーサーたちに愛されました。
そして2024年、タグ・ホイヤーは、この高名な系譜に新たなモデル「モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」を加え、精確なタイムキーピングの象徴として発表します。
デザインを一新1969年の登場以来、タグ・ホイヤー「モナコ」は既成概念にとらわれないデザインの象徴とされています。従来の時計デザインに革新をもたらしたスクエアシェイプ、9時位置に設置されたリューズ、そしてブルーのダイヤルを備えたサテン/ポリッシュ仕上げのステンレススティール製ケースは、時計業界に一石を投じました。特に、防水性を備えた初の角型クロノグラフとして、そのアイコンとしての地位を不動のものにしました。革新的な美学で時代をリードしたこの時計は、サミー・デイヴィス・ジュニア、スタンリー・キューブリック、スティーブ・マックイーンなど、先見の明を持つ著名人たちからも高く評価されています。
モナコ コレクションの55周年を記念して発表された「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」は、デザインのさらなる革新を遂げました。グレード5チタンなどの軽量素材を使用し、わずか85グラムの重さを実現しています。サファイアガラスを前面に用いたその独特な外観は、視覚に訴えるインパクトがあります。チタンとサファイアの融合によって作られたケースは、そのユニークさを際立たせています。
時の流れに追いつく新たに開発されたTH81-00機械式スプリットセコンドクロノグラフキャリバーが、「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」の中核を成しています。100%チタン製のこのムーブメントは、タグ・ホイヤーと世界的に有名なヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエとのコラボレーションにより生まれたもので、非常に軽量です。
スイスの伝統的なクラフツマンシップと最先端技術の融合により、究極の作品が誕生しました。スプリットセコンドはフランス語で「ラトラパンテ」とも呼ばれ、複雑で精巧な機構を備えています。この機能は複数の時間間隔を個別に測定することが可能で、通常のクロノグラフに比べて高い機能性を発揮します。レース場でのラップタイム計測や各種スポーツのタイムトラッキングに最適です。
TH81-00機械式スプリットセコンドクロノグラフキャリバーを搭載したモナコ スプリットセコンド クロノグラフは、時計製造の革新の最前線で開発されました。この精密に設計されたムーブメントは、高い精度と複雑さを兼ね備え、類まれなタイミング体験を提供します。「この時計の各部に、私たちの時計製造技術の芸術性が反映されています」と、タグ・ホイヤーのムーブメントディレクター、キャロル・フォレスティエ・カザピが述べています。
新コレクションは鮮やかなレッドとクラシックなブルーの2色で展開されています。ダイナミックなレッドはレーシングスポーツの遺伝子を色濃く反映しており、一方のタイムレスなブルーは初代モナコのオリジナルカラーへの敬意を表しています。
ケースバックはサファイアガラス製で、その透明性により内部に納められたTH81-00機械式スプリットセコンドクロノグラフキャリバーの複雑な構造を詳細に観察することができます。この革新的なデザインは、時計の洗練された構造を際立たせ、見る者を魅了します。
タグ・ホイヤーの象徴であるシールド型のローターは、サテン仕上げと手作業で施された力強いレッドやブルーのグラデーション塗装が特徴です。このデザインは、極めて限られたタグ・ホイヤーのタイムピースにのみ採用される象徴的なものです。
センターブリッジにはチェッカーボード模様が施され、サテン仕上げのテンワブリッジの面取り部分はポリッシュ仕上げとなっています。これらはすべて手作業で製造されており、タグ・ホイヤーの最高レベルの仕上げへの情熱が見て取れます。サンドブラスト加工された表面とポリッシュ仕上げのスクリューが、ムーブメントの精巧なクラフツマンシップを一層際立たせています。ダイヤルはサファイアガラス製で、機能性と美しさが見事に調和しています。この透明なキャンバスは、内部の精巧な機構を見せつけると同時に、計時の正確性をも確実に保証します。
レッドのモナコ ダイヤルアーチは繊細なサテン仕上げとブラックのDLCコーティングで仕上げられており、軽量チタンケースの仕上げを再現しています。一方で、チタンケースを採用したブルーのモナコ ダイヤルアーチはブルーのグラデーション仕上げが施されており、上部のライトブルーから下部の濃いロイヤルブルーへと色調が変化しています。この生き生きとした動きを与える複雑なカラーグラデーションは、精緻なアルマイト処理によって実現されています。この技術は、処理の各段階で異なる電圧を加える必要があるため、高い技術を要する手法です。
レッドとブルーの各モナコモデルは9時位置にラトラパンテ針と同色のプッシュボタンを配しており、スプリットセコンド機能を強調しつつ、全体の色調を調和させています。6時位置のスモールセコンドダイヤルはアーチ形状を採用し、3時位置の「ラトラパンテ」と9時位置の「クロノグラフ」の文字が、時計製造における卓越した技術をさりげなく表しています。
このモデルにはすべて、ローターにシリアルナンバーが刻まれており、ファブリック模様を施した手縫いのカーフストラップが付属しています。このストラップは、洗練されたデザインと快適な装着感を提供します。
タグ・ホイヤーはモナコ スプリットセコンド クロノグラフを通じて、ウォッチメイキングのクラフツマンシップと革新的なデザインを融合させ、時計作りの限界に再び挑戦しています。このタイムピースは、精密さという概念を再定義し、時計製造の伝統に敬意を表しつつ、タグ・ホイヤーの情熱を完璧に体現しています。
＜タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ＞
CBW2181.FC8322 / 1672万円（税込予価）2024年6月発売開始予定キャリバーTH81-00 / 自動巻 スプリットセコンドグラフ / サファイアガラスダイヤル / チタン製ケース / 直径41 mm / 30m防水 / 手縫いのレッドカーフストラップ
CBW2182.FC8339 / 1672万円（税込予価）2024年6月発売開始予定キャリバーTH81-00 / 自動巻 スプリットセコンドグラフ / サファイアガラスダイヤル / チタン製ケース / 直径41 mm / 30m防水 / 手縫いのブルーカーフストラップ
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