ルイ・ヴィトン新作ハイウォッチ「ヴォヤジャーフライングトゥールビヨンポワンソン・ド・ジュネーヴプリカジュール」を発表

2024.03.16

カテゴリ: 新作

ルイ・ヴィトン新作ハイウォッチ「ヴォヤジャーフライングトゥールビヨンポワンソン・ド・ジュネーヴプリカジュール」を発表

ルイ・ヴィトンから、息をのむような新作ハイウォッチ「ヴォヤジャーフライングトゥールビヨンポワンソン・ド・ジュネーヴプリカジュール」が発表されました。この時計は、卓越した技術と美的センスを結集させ、時間の流れを優雅に彩ります。

この時計は、美術工芸と高級時計製造の融合の象徴として位置づけられています。プリカジュールエナメルの復興を通じて、ルイ・ヴィトンは21世紀のハイウォッチメイキングの新たな地平を開きました。'ヴォヤジャー'のダイアルは、ステンドグラスの窓のようにデザインされており、その中でフライングトゥールビヨンムーブメントの洗練された技術が際立っています。さらに、ジュネーブ・シールの印が、この時計の品質と美しさの証として刻まれています。

ルイ・ヴィトンは、高度な専門技術の継承に重点を置いています。メゾンは、14世紀にその名が記されたプリカジュールエナメルという技術を、少数の職人だけが扱うことのできる特別な技法として復活させました。この複雑で時間を要する工程は、比類なき透明感と色彩の深みを実現します。

ダイアルのブルーのグラデーションを生み出すために、ルイ・ヴィトンは幾か月もの研究を重ねました。その結果、'ラ・ファブリク・デ・アール'のアトリエで働く熟練のエナメル職人たちとの協働により、ダイアルが'ラ・ファブリク・デュ・タンルイ・ヴィトン'のアトリエで製造されることとなりました。

技術的かつ芸術的な偉業

プリカジュール技法は4-5世紀に、ビザンティン時代の職人によって開発された高度な技術で、エナメル加工が枠内に直接施される方法です。ルイ・ヴィトンは、この技法の中でも特に難易度が高いとされる'穴開け'技法を選択しました。

エナメル職人は伝統的な毛細管現象を利用して、このミニチュアステンドグラスのような芸術作品に色を施しました。ダイアルにエナメルを塗布する際には、細心の注意を払って気泡が入らないよう均一に広げる必要がありました。この精巧な作業により、時計は前例のない透明感と輝きを得ました。

ルイ・ヴィトンの象徴、「V」モチーフを採用したホワイトゴールド製ダイアルは、プリカジュールエナメルの斬新な解釈を見せつけます。時計の色彩とエナメルの表面が生み出す独特の美しさが、12時位置のダイアルに見られるブルーのグラデーションを通して、鮮やかに表現されています。

ルイ・ヴィトンの精密な技術は、エナメルを施す技術だけでなく、針の配置においてもその真価を発揮します。針の正確な配置は、緻密な手作業による調整が必要で、ブルーのダイアルの中央に見える部品は、細心のエナメル加工により確実に位置づけられています。

この卓越した透明感を実現するため、エナメルは5-6層にわたって重ねられ、それぞれを焼き固める工程が必要です。1つのダイアルを完成させるのには約100時間の熟練の手仕事が費やされます。

「ヴォヤジャー」の革新的なケースデザインは、この時計を一層際立たせます。独特なエナメル技法により、ダイアルは光を通し、ウォッチの内部構造に深みを加える明暗効果を生み出します。

この目を引くデザインは、独自のスケルトンムーブメントにより完璧に補完されます。ジュネーブ・シールを受けた手巻きムーブメント「キャリバーLV104」は、最小の部品に至るまで手作業で仕上げられています。

最高峰のメカニズム

このフライングトゥールビヨンは「ラ・ファブリク・デュ・タンルイ・ヴィトン」で自社開発されたもので、ハイウォッチメイキングの領域におけるルイ・ヴィトンの高い技術力を示しています。

ルイ・ヴィトンは、ウォッチメイキングの複雑機構に革新的な解釈を加え、80時間のパワーリザーブを持つムーブメントを搭載。このムーブメントを組み立てるのには120時間以上が費やされます。

大きな「V」モチーフの調速機は、1分ごとに回転し、ウォッチに独特な動きを与えます。このデザインは、ムーブメントとダイアルのエナメル加工と組み合わさり、トゥールビヨンに特別なキャラクターを与えています。

「ヴォヤジャーフライングトゥールビヨンポワンソン・ド・ジュネーヴプリカジュール」に施されたジュネーブ・シールは、1886年に設立されたこの認証が、時計製造におけるすべての部品の製造と仕上げが最上級であることを保証します。このシールは、9時の位置に刻印され、エナメル仕上げのダイアルの下からその存在感を放ちます。

ルイ・ヴィトンの「ヴォヤジャーフライングトゥールビヨンポワンソン・ド・ジュネーヴプリカジュール」は、1854年の創業以来、同ブランドが培ってきた革新的な精神と前衛的なエスプリを集約した、時計製作の頂点に立つ傑作です。この時計は、ルイ・ヴィトンが追求する芸術性の高さと機械式ムーブメントの卓越性、ジュネーブ・シールによる品質保証を兼ね備え、ウォッチメイキングの新たな標準を示しています。

「ヴォヤジャーフライングトゥールビヨンポワンソン・ド・ジュネーヴプリカジュール」
Q7EBBY

・     キャリバーLV104：「ラ・ファブリク・デュ・タンルイ・ヴィトン」で開発・組み立てられた手巻き機械式ムーブメント
・     ウォッチフェイスとケースバックの縁に刻印されたジュネーブ・シール認証
・     機能：スケルトンフライングトゥールビヨン、時・分表示、1分に1回転する「V」字型トゥールビヨンケージ
・     部品数：168
・     パワーリザーブ：80 時間
・     振動数：21,600振動 / 時
・     石数：17

ケース
・     ポリッシュ仕上げとサテン仕上げが施されたプラチナ950および18Kホワイトゴールド製のケース
・     ケース径：直径41 mm
・     厚さ：11.68 mm
・     反射防止加工サファイアクリスタル
・     透明のケースバック
・     防水：50 m

ダイアル
・     「ラ・ファブリク・デュ・タンルイ・ヴィトン」のアトリエで製作されたハンドメイドのプリカジュールエナメルダイアル

ストラップ
・     ネイビーブルカラーのカーフレザーストラップ

バックル
・     プラチナ950製のフォールディングバックル

詳細は、ルイ・ヴィトン公式サイト https://www.louisvuitton.com をご覧ください。

All photos courtesy of LOUIS VUITTON

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