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ブルガリ セルペンティ 75周年 時を超えて紡がれる無限のストーリー展 東京・表参道にて開催

ブルガリが誇る象徴的な作品「セルペンティ(イタリア語で蛇の意)」の誕生から75年が経ちます。この記念すべき年に、東京・表参道で「ブルガリ セルペンティ 75周年 時を超えて紡がれる無限のストーリー展」が開かれます。11月9日から26日まで一般に公開されるこの展示会では、セルペンティとアートの世界が融合。これにより、作品の新たな進化が見られるとともに、その魅力がより高まります。
 
「セルペンティ」は、古来より人類と深い関わりを持つ蛇をテーマにしています。このテーマは、1948年に初めてセルペンティが誕生してからも続いており、多くの芸術家や作家、詩人に影響を与えてきました。このアイコンは、数十年にわたって変わりつつも、常にオリジナルのエッセンスを保っています。豪華な宝石や魅力的なデザイン、独特の職人技によって、形状が次々と進化しています。
 
セルペンティ ファクトリー 
 
ブルガリがセルペンティの75周年を迎えるにあたり、多角的な芸術プロジェクト「セルペンティ ファクトリー」を展開しました。このプロジェクトでは、ブランドのヘリテージや独自の職人技術、そして現代アーティストとの協力を通じて、過去から未来に至るまでのセルペンティの変遷と魅力を明らかにしています。
 
上海、ソウル、ドバイ、ミラノと世界を巡った後、このイベントはついに東京・表参道で開催されます。特別なこの機会には、現代アーティストのレフィーク・アナドール、建築家/アーティスト/デザイナーのエマニュエル・ムホー、さらにはエンターテインメントを革新するstuと、日本庭園の伝統を受け継ぐ植彌加藤造園がコラボレーションアートを披露します。  
 
最初の注目作品は、エマニュエル・ムホーが手がけるインスタレーション“100 colors no.50 “Serpenti”です。東京の多様な色と景観、日本の伝統的な「仕切り」からインスピレーションを受けたこの作品は、セルペンティの永遠の魅力に基づいた「無限の色」というテーマで訪れる人々を引き込みます。
 
このインスタレーションは、色彩が永遠に続くかのような感覚を呼び起こす作品です。細い道を歩くと、1から100までのローマ数字で表現された色彩が現れ、その選び方はブランドの起源であるローマへの敬意を反映しています。インスタレーションには100色のグラデーションで347,100個のローマ数字が透明なアクリルパネルに記されており、その深さは約16メートルにも及びます。
 
エマニュエル・ムホーは、今回の展示に参加するに当たって、次のようなコメントを寄せています。今回のインスタレーションでは、セルペンティの永遠の美しさとその魅力に触発され、「無限の色」というコンセプトを採用しました。独特の空間は、限りなく続く道と色の展開で、視覚的な興奮を提供します。さらに、ローマ数字の1~100を使って、ブルガリの持続的な魅力を色で表現しました。  
 
次に、stu x植彌加藤造園による"Sandscape Garden"が登場します。日本庭園においては、枯山水が自然の美を石や砂で表現し、静けさと永遠性を感じさせる一方で、水や風によって形成されるダイナミックな景観が描かれます。このSandscape Gardenでは、ブルガリがテーマ性としている変容と再生の象徴、「セルペンティ」が採用されています。
 
この展示は、日本の枯山水のスタイルにアルゴリズムによる球体の動きを組み合わせ、蛇と砂紋を描くことで、静と動の美学を表現しています。このプロセスにおいて、蟻コロニー最適化というアルゴリズムが用いられています。この技術は、日本庭園の持続的な創造と変化、そしてブルガリの革新的なアプローチとの共通点を見つけ出し、それを視覚的に表現しています。
 
通常、枯山水に用いる石は日本国内産が主流ですが、この作品ではブルガリのルーツであるイタリアの精神を組み入れたいという思いから、古代ローマで建築材料としても使われた「トラバーチン」石材が景石として採用されました。この新しいアプローチは、170年の歴史を誇る植彌加藤造園にとっても初の試みであります。
 
また、現代アーティスト、レフィーク・アナドールが手掛ける画期的なインスタレーションも展示されます。人工知能を駆使して2億枚以上の自然画像を解析し、マルチメディアアート作品が創出されました。このアートは「メタモーフォシス(変容)」のコンセプトを軸に、自然界からデータを取り出し、それを抽象的なイメージに変えています。ブルガリのヘリテージコレクションと歴史的な「セルペンティ」クリエイションとの組み合わせによって、観る人々を魅了する作品となっています。
 
さらにこのエキシビションでは、エントランスエリアで「セルペンティ」の歴史やビジュアルコレクションが紹介されています。エクスペリエンスルームでその壮大な世界観を映像で楽しめる他、最新のハイジュエリーコレクションをはじめとする多数の作品が展示されています。さらに、「Inside The Dream」というドキュメンタリーフィルムのダイジェスト版が上映され、ブルガリのハイジュエリー作成過程を深く探れるカフェエリアも設置されています。   
 
セルペンティ ハイジュエリーの新作 
 
絶対的な主役といえば、もちろんジュエリー、ウォッチ、バッグなど、「セルペンティ」シリーズのクリエイションです。これらはブルガリのアーカイブから集められ、また最新のハイジュエリーコレクションとしても注目されています。特に新たなエクスクルーシブハイジュエリーコレクションが、ブルガリの進化に新たな章を加えています。魅惑の森の中心では、古木と時の謎が静かに交錯しています。その中で映えるのは、エメラルドのセルペンティネックレスです。このネックレスは自然界の美と神秘を象徴し、ホワイトゴールドの蛇が抱きしめるエメラルドは卓越した美しさと深い意味を持つ守護石です。その色調は7.15カラットのザンビア産エメラルドと29.90カラットのパヴェダイヤモンドで強調され、 "The Enchanted Emerald Serpenti Necklace" は私たちの周囲に広がる神秘と力強さを象徴しています。森の中心には、ダイヤモンドで装飾された流れるような蛇が古木に優雅に棲んでいます。"The Hypnotizing Diamond Serpenti Ring" は、この場所の神秘と異次元の美を象徴するアイテムです。リングは指に繊細に巻きつき、精巧なパヴェセッティングによってダイヤモンドが放つ光が魅惑的な輝きを生み出します。このリング単体でも、またはネックレスとのコーディネートでも、ブルガリの緻密な技術が生み出す自然の美しさが際立ちます。
 アマゾンの熱帯雨林に隠された謎が触発した "The Amazonian Enigma Serpenti Necklace" は、大自然への美しいオマージュです。エメラルドとダイヤモンドが織り成す蛇が巻きついたそのデザインは、ピンクゴールドに完璧にセッティングされた6.32カラットの壮麗なコロンビア産クッションエメラルドが、見る者を引きつける輝きを放っています。
 
一流の職人技が光るクリソプレーズのデザイン要素は、合計7.50カラットの141個の鮮烈なファンシーエメラルドと見事にマッチしています。対照的に、19.04カラットのパヴェダイヤモンドが、水の流れを思わせる生命力を感じさせます。まるで水面に映る鱗が連なったような印象を与えるこの作品には、2石のファンシールビーが大蛇の目として際立っています。自然の美しさを反映しつつ、未知の美へと誘う"The Amazonian Enigma Serpenti Necklace"は、まさに熱帯雨林の秘宝と言えます。
 "The Amazonian Enigma Serpenti Bracelet"は、アマゾンの熱帯雨林の不変の神秘性と優美さを体現しています。心を捉えるスパイラルデザインは、アマゾンの自然界の力を反映しています。このブレスレットは、繊細なピンクゴールドを用いて精巧に作られています。中央に配置された3.23カラットのザンビア産クッションエメラルドは、バフトップエメラルド、クリソプレーズ、そしてパヴェセットのダイヤモンドによって引き立てられます。単体で着用しても、他のアイテムと組み合わせても、このブレスレットはアマゾンの神秘性を高らかに伝えます。
 
“The Spiga Rose Serpenti Necklace”は、神話の世界からインスパイアを受けたセルペンティと、繁栄の象徴である稲穂がモチーフとなったスピガデザイン、この2つの異なる要素が融合されています。ピンクゴールドで繊細に設計されたこのネックレスには、5.48カラットのピンクルベライトが、細やかなパヴェダイヤモンドで装飾されています。そのデザイン概念は、1980年代に誕生したブルガリのハイジュエリーから進化しており、「インターロッキングモジュールデザイン」として知られています。各部分は「マイクロフュージョン」の技術を使用して製作され、精巧な手仕上げが施されています。このネックレスは、古代ローマの花びらが舞う祝祭とロマンスに対するオマージュでもあります。
 ”The Spiga Rose Serpenti Earrings”と名付けられたイヤリングは、セルペンティの頭を形作るペアシェイプのルベライトと、4つの美しいバフトップエメラルドが特徴です。手作業で丁寧に仕上げられており、ブルガリの一貫したクラフツマンシップが見受けられます。歴史的なエレガンスと現代的な魅力が完璧に結合されているこのイヤリングは、ブルガリの職人技と革新の遺産が凝縮されています。
 
 
「ブルガリ セルペンティ 75周年 時を超えて紡がれる無限のストーリー展」は、ブルガリ公式LINEにて事前予約制となり、下記QRコードからアクセスすることができます。
 「ブルガリ セルペンティ 75周年 時を超えて紡がれる無限のストーリー展」
期間:11月9日(木)- 11月26日(日)
場所:東京都渋谷区神宮前6-35-6
オープン時間:11:00-20:00(最終入場19:30)
※最終日11月26日(日)は11:00-17:00(最終入場16:30)となります。  
 
お問い合わせ先:ブルガリ ジャパン 
0120-030-142  
 https://www.bulgari.com/ja-jp/
 
 
 
 
 
 
 
   

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