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LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤーのセーリングウォッチ「スキッパー」が進化を遂げ復活


www.tagheuer.com/CBS2213.FN6002.html  
 
タグ・ホイヤーは、個性あふれるクロノグラフ「タグ・ホイヤー カレラ スキッパー」を発表しました。「スキッパー」は、初登場の1968年のオリジナルモデルから生産を終えた1983年まで、プロからアマチュアに至るヨットマンたちの腕元を飾りました。そしてカタログから姿を消してちょうど40年が経ったいま、多くの人から愛された「スキッパー」が戻ってきました。  
 
後期の「スキッパー」は「オータヴィア」のケースを使用し、製造初期(生産量はわずか300本)では、人気のクロノグラフ「カレラ」のケースを使用していました。  
 

タグ・ホイヤーに伝わるヨットセーリングの系譜に敬意を表して、新世代のスキッパーには、最近リリースされた「グラスボックス」のカレラのケースを採用しました。このデザインは、美観と実用性を兼ね備えたセーリングウォッチにとって理想的なものでした。 ベゼルを省き、グラスボックスがケースの縁まで覆い、ダイヤルはフランジのカーブにぴったりと沿い、クロノグラフカウンターは完璧な位置に配されています。こうした特性を備えた「タグ・ホイヤー カレラ スキッパー」はどんな状況でも優れた視認性を発揮します。 高い視認性は、過酷なレガッタレースでスタート合図を待つボートが水上で揺れる時など、非常に重要です。  
 

新世代の「スキッパー」は「カレラ」の堅牢かつ優美な39mmケースと、カレラの最新モデルTH20-06の双方向巻きムーブメント、約80時間のパワーリザーブを受け継いでおり、ストラップはもちろん、高級感と耐久性を合わせ持つテキスタイルストラップです。 このように21世紀の「スキッパー」は最新技術を搭載していますが、その個性的かつ見逃せない外観は、ジャック・ホイヤーが世界で最も歴史あるヨットレース、アメリカズカップに関わった結果生まれたオリジナルモデルに由来しています。
 

アメリカズカップとのつながりが生まれたきっかけを知るには、時計の針を1940年代半ばまで戻す必要があります。当時、高級スポーツグッズを販売していたアバクロンビー&フィッチが、ニューヨークの店舗で販売する 同社ブランドの腕時計の製作をホイヤーに依頼するようになったのです。
 
最初に登場した腕時計「ソルナール」は潮の満ち引きを知ることのできる潮汐計を備えていました。この時計は1950年代にさらに洗練されたクロノグラフ「シーファラー」と「マレオグラフ」へと進化します。
 

1960年代後半にはアバクロンビー&フィッチとの提携関係も20年を迎えていました。ジャック・ホイヤーとアバクロンビー社の社長ウォルター・ヘインズとの間に結ばれた親密な友情がきっかけとなり、ホイヤーはアメリカズカップに出場するヨット、イントレピッド号の公式計時機器を提供することになります。イントレピッド号は長さ12メートルのアメリカ製ヨット。ディフェンディングチャンピオンとして、ニューヨーク・ヨットクラブ主催レースのトロフィーをめぐり、挑戦者であるロイヤル・シドニー・ヨットスコードロンのデイム・パティ号と対戦することになっていました。  
 
 1967年のアメリカズカップに向けて、ホイヤーはイントレピッド号にヨット用携帯ストップウォッチを、そしてクルーには腕時計「アクアスター」を提供しました。 これは赤と白のディスクが、5つ並んだ窓の奥で回転するという工夫を凝らしたカウントダウン機能を搭載していました。
 

イントレピッド号はこのレースに4戦全勝という圧倒的な結果で優勝しました。ホイヤーは優勝を記念して特別なクロノグラフ「スキッパー」を誕生させました。30分計サブダイヤルに手を加え、レガッタでスタートラインを通過するまでの15分間をさらに5分単位に3分割してカウントダウン機能を搭載しました。  
 
3つはそれぞれ色が異なり、鮮やかなオレンジ色は残り時間が5分であることをクルーに警告する色、グリーンはヨットの索具を表現する色、そしてライトグリーンはイントレピッド号のデッキの色を再現していました。
 

新たな「スキッパー」はオリジナルモデルの個性的でカラフルな装いを再現し、メインダイヤルには「カレラ」を象徴するブルー(海の色から着想した色調)を採用。このブルーとコントラストを成す「イントレピッド・ティール」ブルーの12時間計カウンター、そして3分割した15分計レガッタカウンターにはそれぞれ、イントレピッド・ティール、ラグーングリーン、そしてレガッタオレンジの3色を配しました。
 

歴史的な腕時計からインスピレーションを得た特徴はほかにもあります。 外周部のカーブしたフランジに5分間隔で配した、鮮やかな三角形マーカー、中央の秒針のブライトオレンジ、そして12時間計カウンターの下部には「スキッパー」と表示しました。
 
2017年、タグ・ホイヤーが世界的な時計専門webメディアサイト「HODINKEE」と提携して、1968年モデルに敬意を表した限定ウォッチ125個を発売すると、「スキッパー」は再び注目を浴びました。 熱心なコレクターたちはすぐに「スキッパー」の1968年オリジナルモデルを探し始め、オークションでは8万ドルもの高値がついた例もあります。  
 
しかしこの7月に発売される新たな「タグ・ホイヤー カレラ スキッパー」は、かなり身近な存在になるはずです。なぜなら新作モデルはタグ・ホイヤーの中核コレクションの一翼を担う時計となるからです。 さらには今後、タグ・ホイヤーがヨットの世界に戻ってきたことを示すマリンモデル群を発売する中で、この時計はその代表的存在となるはずだからです。
 
 <タグ・ホイヤー カレラ スキッパー>
www.tagheuer.com/CBS2213.FN6002.html
CBS2213.FN6002 / 84万7000円(税込)
キャリバー TH20-06 / 自動巻 / ブルーサーキュラーサテン仕上げダイヤル / ブルーフランジ / ステンレススティール製ケース / 直径39 mm / 100m 防水 / ブルーファブリックストラップ    
 
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