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中国での大規模な新型コロナウイルスの復活がリシュモングループ2022年第3四半期の売上高を圧迫

カルティエなどを擁するスイスの高級コングロマリット、リシュモンが18日発表した昨年10-12月期売上高は54億ユーロ(58億2000万ドル)と、前年同期比8%増加した。ただ、アナリストが予想した56億7000万ユーロには届きませんでした。

資料:リシュモングループ公式サイトより

日本国内での売上高は43%増加しましたが、日本を除くアジア太平洋地域では韓国と東南アジア、特にオーストラリアとシンガポールでの売上高の顕著な伸びが、中国本土、香港、マカオでの売上高の減少を部分的に緩和しただけであるため、地域全体の売上高は9%減少しました。

リシュモンは「新型コロナウイルス感染症の大幅な増加は、お客様の来店に悪影響を及ぼし、スタッフの不足により、中国本土のブティックの営業時間の短縮や販売拠点の一時閉鎖につながりました」と声明を発表しています。

中国での新型コロナウイルスの復活が売上に影響し、最新四半期の企業業績が市場予想を下回ったことは、中国が高級品セクターにとって重要であることがあらためて浮き彫りになりました。

  

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