2022.12.16
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#フェンディ 、「ハンド・イン・ハンド」プロジェクトの限定書籍を発表、イタリアの卓越した職人技によって生み出された、フェンディの「バゲット」バッグを収集
フェンディ(FENDI)は、 「ハンド・イン・ハンド(hand in hand)」プロジェクトを記念する限定版書籍を発売しました。
このプロジェクトは、職人作りに刻まれてきた古くからの知識、技能や先見の明の守護者であるイタリアの匠たちを称えるために、2020年に発足されました。本書は、メゾンのアクセサリーおよびメンズウェア部門のアーティスティック ディレクター シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)が、イタリアの12の地域から呼び集めた30人の職人たちの希少稀な作品をまとめたものです。
彼らはベジタブルレザー、珊瑚、フィリグリー、ゴールドのチゼル大理石、さらに木から、レース、クロシェ、エニシダ繊維ブロケード、テッセラによるモザイク、織布、クジャクの羽などを縫い込む刺繍まで、数世紀もの歴史を持つ独特な技法や素材を使い、1997年にデザインされた伝説的アイコンバッグ「バゲット(Baguette)」を希少なアート作品へと昇華させました。
「バゲット」の多面的な精神(スピリット)はそのままに、長方形のフォルムに短いショルダーストラップ、「FF」バックルなど クラフツマンシップの再発見につながるディテールが盛り込まれ、シンボルやストーリー、歴史ある職人の技術を受け継ぐ人々の献身、不完全さの魅力、そこに秘められた人間性が、何年にもわたる作業の結果として生み出されています。
本書で取り上げられているイメージは、イタリアの写真家ならびにアーティストであるロレンツォ・ヴィットゥーリ(Lorenzo Vitturi)が撮影したものです。彼は写真と彫刻が交差する部分への介入を中心として、職人が作り出した「バゲット」バッグを利用し、さらなるアート作品を生み出しています。
フェンディの「ハンド・イン・ハンド」ブックには3人のキュレーターが関わり、それぞれ異なるテーマについて執筆しています。美術評論家にしてキュレーターのエウジェニオ・ヴィオラ(Eugenio Viola)は、この展開を特にファッションアートと技術に関連する歴史的文脈の中で検証することにより、クラフツマンシップからクラフトコアへの進化をかいつまんで述べています。アップサイクリスト、ファッションデザイナーにして作家、オルソラ・デ・カストロ(Orsola de Castro)は、前進するために過去を振り返ることの大切さを強調し、なぜ工芸品を保護し保存する必要があるのかを説明します。アーティストのアルド・バッカー(Aldo Bakker)は、何をもって工芸とするかという質問を提起しています。
ブックの中のインタビューで、シルヴィア・フェンディは次のように述べています。 「変わらずに続いてきたと思われる 技法に取り組み、手作業をしているときに、どのようにすればエラー(間違い)がむしろ美点に転じるのか観察するのは楽しいものです。 実際、それらがイノベーションのアイデアとなることがあります。 これこそが今日のクチュールだと思います。
フェンディの「ハンド・イン・ハンド」は、クチュールのためのプロジェクトです。 なぜならそれによって「バゲット」バッグは復刻されるのではなく、ユニークなアイテムの限定的なシリーズとして提示されるのですから。 フェンディ「ハンド・イン・ハンド」は、地方の伝統、熟練の職人の仕事を維持し、次世代にその技能を伝えることを目的とするプロジェクトです。 とりわけ、サステナビリティは、人としての責任、透明性、市民社会への敬意を必要とするのです」
フェンディ「ハンド・イン・ハンド」ブックは、2022年11月3日のバゲット25周年記念コレクション発表と同時に披露されました。
*本限定書籍について*
タイポグラフィ版の出版に先駆け、ハンドメイドで作られた限定版が25部作られました。 本書にはイタリア産ヘンプ繊維の紙が使われています。 ヘンプ繊維はトスカーナ州から供給され、ウンブリア州で加工されます。 現在、ヘンプは織物用と製紙用ともに、イタリア国内で供給可能な原材料です。 1エーカーのヘンプは、1エーカーの森林よりも多くのCO2(二酸化炭素)を吸収します。
タイポグラフィ版の出版に先駆け、ハンドメイドで作られた限定版が25部作られました。 本書にはイタリア産ヘンプ繊維の紙が使われています。 ヘンプ繊維はトスカーナ州から供給され、ウンブリア州で加工されます。 現在、ヘンプは織物用と製紙用ともに、イタリア国内で供給可能な原材料です。 1エーカーのヘンプは、1エーカーの森林よりも多くのCO2(二酸化炭素)を吸収します。
また、灌漑用水の必要量も少なくてすみ、土壌の重金属汚染土を回復させることができます。 殺虫剤は必要なく、ヘンプからフードチェーン向けの種子と油が採れるので、食糧生産と土地を巡る紛争が起こることもありません。 繊維は抗細菌性を有しています。 生産工程を通して化学添加物が不要なため、自然に分解します。 製紙はマニュアリス・カルティエラ(Manualis Cartiera)によって手作業で行われ、100%天然イタリア産ヘンプ紙200gと100%天然コットン紙150gがあります。製紙用ヘンプはイタリア国内でピサ周辺 地域の農家によって栽培され、集荷はカナパフィリエラ(Canapafiliera srl)が、供給はプロトティーポ・ストゥディオ(Prototipo Studio)が行います。
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