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#フェンディ 、シューズ工房をイタリア・フェルノに新設 マルケ州の新たな拠点で、シューズラインの創作、開発、生産に注力

フェンディ(FENDI)は、 イタリアにおけるシューズの生産地として名を馳せるマルケ州(Marche)のポルト・サン・ジョルジョ(Porto San Giorgio)の工房を、 同州フェルモ(Fermo)に移転・新設することを発表しました。
 
7,000平方メートルにおよび、 各工程の製造エリア、 オフィスと倉庫を含む新施設は、 人と物がスムーズに流れる 合理的スペースを特徴とし、 さまざまな作業スペースと娯楽スペース間のコミュニケーションを可能にします。
 
この建物は、 職人のサヴォアフェールと手仕事を技術的変革と組み合わせるという、 フェンディのDNAのひとつ  「デュアリズム」を表現し、 環境のサステナビリティに常に目を向けています。 レザーのようになめらかで、 印象的かつイノベーティブな波形アルミニウムのファサードが、 建物にモダンでミニマルな優雅さをもたらし、 そこではリボンウィンドウ、 大きなシースルー、 オープンスペースによって屋内と屋外の境界は曖昧となり、 景観の自然な形態と調和しています。
 スチールの調度品とクォーツセメントの床が、 改装された内部スペースのミニマルでありながら都会的なデザインを引き立て、 無彩色のグレーとホワイトに対して、 フェンディのアップサイクルレザーを使ったパステルカラーの革張り 家具がアクセントとなっています。 エントランスに配置されたらせん階段前のブラックのフレームから、 植物のインスタレーションに至るまで、 特徴的な要素はフェンディが本拠を構えるローマのイタリア文明宮(Palazzo della Civiltà Italiana)を彷彿とさせ、 同時に環境への配慮を高めています。 イタリア各地の主要施設、 フェンディの本拠や、 世界各地のワーキングスペースに共通する設計思想がここでも貫かれています。  できる限り環境に配慮して設計された建物は、 自然光を最大限に利用し、 ソーラーパネル発電のほか、 大きなガラス壁と天窓から日光がたっぷりと差し込みます。 内部の仕切りとしてガラスパネルを使用することで、 各部門間での視覚的連携をもたらしています。 機能的かつ効率的な生産工場は、 健康的で配慮の行き届いた作業環境を提供し、 職人たちは自身の技能と創造性を遺憾なく発揮することができるでしょう。  
 
「イタリアは伝統、 歴史、 美、 そしてなによりもエクセレンス(卓越性)の代名詞です。 だからこそ、 そうした職人の技能を代々伝えていくには、 メイド・イン・イタリーと質の高いクラフツマンシップへの投資がとりわけ重要なのです。 新世代の専門職人を育成してクラフツマンシップの価値観を伝え、 正確さ、 手仕事の力、 そして創造性をもって働くことを 教えるため、 当社は昨年9月にフェルモのオスティリオ・リッチ国立工業工芸専門学校(State Professional Institute for Industry and Crafts “Ostilio Ricci”)を選び、 「フェンディ シューズ マスタークラス(FENDI shoes Master Class)」を開講しました。 この新しい工場で操業を開始し、 生産だけでなく、 従業員も増やすことができることを誇りに思います」と、 フェンディのチェアマン兼CEOのセルジュ・ブランシュウィッグ(Serge Brunschwig)は述べています。
 
この新たな拠点は、 当メゾンのメイド・イン・イタリーへのこだわりと次世代への継続的投資、 企業の社会的責任に対する積極的関与を再確認するものです。 また、 トスカーナ(Toscana)州バーニョ・ア・リーポリ(Bagno a Ripoli)の新たなレザーグッズ生産施設「フェンディ ファクトリー」の開設と、 アルタガンマ財団(Altagamma)、 および同じくフェルモに立地するオスティリオ・リッチ専門学校と協力する「アダプト・ア・スクール(Adopt a School)」教育プロジェクトについても併せてお知らせします。

「これはフェルモ市にとってとりわけ重要な機会となります。 ファッション界でも指折りのビッグネームのひとつがフェルモにやってくるのです。 地域に関わる非常に重要な取り組みに対して、 フェンディに謝意を表します。 今後数年にわたり雇用の着実な増加が見込まれますが、 効果はそれだけにとどまらないでしょう。 それはひとつの都市だけでなくシューズのサプライチェーン全体に関わるものなのです。 フェンディが教育界にも手を差し伸べ、 オスティリオ・リッチ専門学校で、 クラフツマンシップに特化したマスタークラスを立ち上げることで、 多くのティーンエイジャーの可能性を広げてくれると確信しています。 彼らがこの進路を選び、 堅実かつ重要な未来を確実なものとし、 私たちの伝統を存続させてくれることを願ってやみません」と、 フェルモ市長のパオロ・カルシナロ(Paolo Calcinaro)は述べています。 フェンディの新たなシューズ工房は、 2022年10月に操業を開始しました。
 
 
 
 
 
 
   

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