2022.06.30
カテゴリ: 新作
新しい#ブレゲ の「トラディション トゥールビヨン・フュゼ」
アブラアン-ルイ・ブレゲによってトゥールビヨンが発明された日に合わせ、 メゾンは「トラディション」コレクションの新しいモデルを披露します。 この高精度時計は力強い色調に彩られ、 過去から現在まで人々を最も魅了してきたコンプリケーションのひとつ、 トゥールビヨンを一段と引き立てています。
今回のモデルでは、 フュゼ(鎖引き)トゥールビヨンの機構をブルーにカラーリングし、 ビジュアルに統一感をもたせるために、 部品全体にさまざまな処理が施されています。 トゥールビヨンのキャリッジとダイヤルはブルーで覆われ、 フュゼのチェーンもまた、 熱処理でブルーに仕上げられています。 5月発表のモデル「トラディション レトログラード デイト 7597」により同コレクションで新たに用いられた、 ブルーとアンスラサイトカラーのコントラストがエレガントな表情を醸す美的なデザインがこのモデルにも取り入れられました。
伝説のコンプリケーション
トゥールビヨンが考案されたのは、 それが必要だったからです。 18世紀当時、 装身具の一種であった懐中時計は、 紳士が身に着けるベストのポケットに常に縦の姿勢で収められ、 そのことによって精度の欠如が生じました。 アブラアン-ルイ・ブレゲはこの問題に挑み、 彼が初めて製作したトゥールビヨンに対して1801年6月26日に特許が認可されました。 トゥールビヨンはそれ以来、 最上の時計を愛好する者たちの間で常に最も称賛されるコンプリケーションのひとつになりました。 それは、 時計の核心部を露わに見せているからです。
伝説のコンプリケーション
トゥールビヨンが考案されたのは、 それが必要だったからです。 18世紀当時、 装身具の一種であった懐中時計は、 紳士が身に着けるベストのポケットに常に縦の姿勢で収められ、 そのことによって精度の欠如が生じました。 アブラアン-ルイ・ブレゲはこの問題に挑み、 彼が初めて製作したトゥールビヨンに対して1801年6月26日に特許が認可されました。 トゥールビヨンはそれ以来、 最上の時計を愛好する者たちの間で常に最も称賛されるコンプリケーションのひとつになりました。 それは、 時計の核心部を露わに見せているからです。
新しい「トラディション トゥールビヨン・フュゼ 7047」には、 フュゼ・チェーン・トランスミッション(鎖引き伝達機構)が組み込まれています。 その特徴は、 主ゼンマイの巻き上げ量にかかわらず、 一定の動力(コンスタントフォース)を供給しながら、 時計に規則正しい歩度がもたらされるように最適化することにあります。
時計の主ゼンマイが完全に巻き上げられると、 主ゼンマイの力が最大になり、 チェーンはフュゼ(円錐滑車)の最上層、 つまり最も直径の小さいところまで巻き付いています。 主ゼンマイが解けるにしたがい、 チェーンは最上部から離れ、 順に下側の直径の大きい層へと移り、 最低部まで降りてきます。 その結果、 コンスタントフォースが供給されるのです。
ブレゲの代表的なデザイン・コードを余すところなく表現しながら、 現代的な感覚を明確に打ち出した新しい「トラディション トゥールビヨン・フュゼ 7047」は、 ゴールド製のオフセンターダイアルに施されたギヨシェ彫りの「クル・ド・パリ」模様や、 伝統的なローマ数字、 穴が開いたモチーフを先端に戴くブレゲ針など、 メゾンのシグネチャーが取り入れられています。 そして、 このモデルにインスピレーションを与えた時計と同じく、 ダイヤルは3本のネジで固定されています。
ムーブメント
プラチナによる直径41mmのケースで時を刻むのはキャリバー569です。 ロジウム加工が施されたこのムーブメントは、 手巻で、 542個の部品から成り、 インバーテッド・レバー脱進機とシリコン製アンクルが備わります。 シリコン素材はブレゲひげゼンマイにも使用されています。 シリコンには、 腐食や摩耗への耐性、 磁場の影響を受けないこと、 優れた計時精度などを含む、 さまざまな特性が備わります。 「トラディション トゥールビヨン・フュゼ 7047」は、 テンプ振動数2.5Hzで、 50時間のパワーリザーブが備わります。
ムーブメント
プラチナによる直径41mmのケースで時を刻むのはキャリバー569です。 ロジウム加工が施されたこのムーブメントは、 手巻で、 542個の部品から成り、 インバーテッド・レバー脱進機とシリコン製アンクルが備わります。 シリコン素材はブレゲひげゼンマイにも使用されています。 シリコンには、 腐食や摩耗への耐性、 磁場の影響を受けないこと、 優れた計時精度などを含む、 さまざまな特性が備わります。 「トラディション トゥールビヨン・フュゼ 7047」は、 テンプ振動数2.5Hzで、 50時間のパワーリザーブが備わります。
トラディション コレクション
伝統と現代性との融合をテーマにして2005 年に誕生した「トラディション」コレクションは、 ダイヤル側からムーブメントのあらゆる機構が眺められるブランド初のシリーズで、 そこに「スースクリプション」や「モントレ・ア・タクト」といった懐中時計からの着想がはっきり見て取れます。 1797年に発表された「スースクリプション」ウォッチには、 時と分を読み取る1 本の針のみが備わっていました。 ミニマムなデザインで洗練を極めたこの時計のコンセプトと同様に、 注文時に価格の4分の1を前払いするという販売方法も当時としては奇抜なものでした。
アブラアン-ルイ・ブレゲは、 これと同じキャリバーを使って最初の「モントレ・ア・タクト」をデザインし、 1年後のフランス工業博で発表しました。 当時は、 不十分な照明ものとでダイヤルの時刻を読み取るのは困難でした。 また社交の場では、 自分の時計で時刻を確認する行為がマナー違反だと考えられていました。 そこで、 ブレゲ創業者のアブラアン-ルイ・ブレゲは、 ポケットから時計を取り出さずに、 手で触って時刻を読み取ることができるモデルを考案しました。 ケースの外側に取り付けられた矢印(時針)に触れ、 針の位置をケースバンドに取り付けられた突起(アワーマーカー)と比較するだけで、 時刻の確認ができたのです。
この「トラディション トゥールビヨン・フュゼ 7047」のように、 現在の「トラディション」コレクションは、 コントラストを成す要素や現代的な手法を使ってブレゲのデザイン・コードを時計に取り入れています。 また、 この時計には、 ブルーのアリゲーターレザーストラップとトリプルブレードのプラチナ製デプロワイヤントバックルが組み合わされています。
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