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【ブランド解説】ピアジェ編

●高級宝飾時計ブランドとしての長い伝統

 高級宝飾時計ブランドとしての長い伝統と自由な発想から生まれた斬新なデザインのジュエリーから「時計界のジュエラー」とも形容されるピアジェ。芸術的な時計やジュエリーで観る者を魅了するピアジェの輝かしい軌跡を振り返ってみたい。

 宝飾やジュエリーメーカーとして認知されている傾向が強いピアジェだが、その歴史は1874年、ジョルジュ・エドワールがスイスとフランスの国境近くに位置するジュラ山脈に開いた時計工房から始まる。主に懐中時計の製造を行っていた小さな時計工房ながらも高精度なムーブメントや機構など技術力の高さに定評があり、数々の有名ブランドから多くの注文を受けるようになる。1911年に息子であるティモテ・ピアジェに経営が引き継がれ、高度な技術力と製品の信頼性は更に増した。そして1943年、ムーブメントだけでなく時計も自社で製造販売するようになり一気に名声を高め、ピアジェの名称を商標登録して「Piaget」の文字が刻印され時計ブランドとしてスタート。ピアジェの特色のひとつに挙げられる極薄ムーブメントの開発に着手したのもこの頃である。1957年に厚さ2mmの手巻きムーブメント「キャリバー9P」を、1960年には厚さ2.3mmの自動巻きムーブメント「キャリバー12P」を発表。ともに当時としてはギネス級レベルに評され時計業界にセンセーションを巻き起こした。

 ムーブメントが薄くて軽くなったことでデザイン面での可能性が大きく広がり、ジュエリーと時計を組み合わせたり文字盤に宝飾が施せるようになりファッショナブルに進化。ジュエリーと時計の融合に新たな創造性を見出したピアジェは1959年にジュネーブに専門的な工房を設立し、初のブティックもオープンさせジュエラーとしての歴史が始まる。指輪やブローチなどに時計を組み込んだり、文字盤にラピスラズリやターコイズ、オニキスといった半貴石をセッティングしたゴージャスかつエレガントなジュエリーウォッチを生み出し注目を集めた。特にカフススタイルのブレスレットウォッチは傑作として語り継がれている。精密な時計製造で培った技術はジュエリーメイキングにも活かされ、美しいセッティングや素材の加工、華麗なデザインなどは、時計でもジュエリーでもピアジェならではのテクニックによってラグジュアリー感溢れる魅力的な作品として人気を博している。

 こうして“時計界のジュエラー”と呼ばれるようになったピアジェはジュエリーコレクションにも力を注ぐようになる。ジュエリー工房には鑑定家によって厳選された貴石が持ち込まれてカット、調整、セッティングが職人によって全て手作業で行われ、時計と同様に高い技術力と豊かな創造性によって魅惑のジュエリーコレクションが生み出される。世界中のセレブリティに愛され、レッドカーペットでハリウッド女優を飾ることからも実力の高さが伺える。特に1990年に発表されたフランス語で所有を意味する「ポセッション」は愛をテーマにしたウェディング・ジュエリーで愛する人をお互いに所有するという情熱的な想いが込められており、中央部分が手の動きに合わせて微妙に回転するデザインはピアジェを代表するコレクションとして人気。またダイヤモンドをユニークな手法であしらった可憐でモダンな「ライムライト」も注目のシリーズ。

「偉大なる遺産と現代の融合。常に新しい視点で追求すること」を信念に発展を続けていたピアジェ。140年もの歴史に培われた伝統と技術力、大胆な発想から生まれる革新的で斬新なデザインはいつの時代も人々に新鮮な驚きと感動を与えてきた。プレシャスなジュエリーウォッチ、エレガントなジュリーコレクション、どちらからも目が離せない。

ピアジェ公式サイト https://www.piaget.jp/

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