2019.02.21
カテゴリ: ブランド解説・ストア
【ブランド解説】ブルガリ編
●洗練された上品で革新的な美しさ
ヨーロッパの王族からハリウッドスターまで世界中のセレブに愛され磨かれてきたブルガリ。ジュエリーや時計、香水などを取り扱うラグジュアリーブランドとして知られているが、ステータスシンボルとしても相応しいブルガリの魅力を改めて検証してみたい。
イタリアン高級ジュエラーとして名を馳せるブルガリの創業は1884年。ギリシャの伝統的な銀細工師であったソリティオ・ブルガリがローマのシスティーナ通りに宝飾店をオープンさせたのが始まり。その後、息子のコンスタンティノとジョルジュの協力によって1905年にコンドッティ通りに移転し、これが現在もブルガリ本店として威厳を放っている。
ブルガリのジュエリーはギリシャと古代ローマの文化が絶妙に融合・調和した独創的なものが多く、豪華でボリューム感のあるデザイン、豊かな色彩感覚、ピュアなフォルム、ひと目でそれと分かる存在感など高い評判を得て大きな関心を集める。当然のことながら一流高級宝石店の名に恥じないゴージャスさ、エレガンスさ、クオリティを備えていることは言わずもがな。また熟練した職人達によって作り上げられる卓越したクラフトマンシップもブルガリを語る上で忘れてはいけない。カジュアルに楽しめるアイコンシリーズからフォーマルなブライダルコレクションまで全て珠玉と呼ぶに相応しいハイセンスなジュエリーばかり。伝統だけに捉われることなくコンテンポラリーなエッセンスも注ぎ込まれており、ジュエリーとしての美しさだけでなく身に着ける女性の美しさも引き立ててくれる。その輝きは一度手にしたら離すことができなくなるだろう。
ブルガリは順調に発展を遂げ、事業を拡大していく。そして1930年代から上流階級向けのドレスウォッチを手掛けるようになったが、腕時計の製造を本格的にスタートさせたのは1977年のこと。この最初のモデルこそが現在も世界中で人気を博すシリーズ「ブルガリ・ブルガリ」である。ベゼルにBVLGARIのロゴが大胆に2つ刻印されたインパクトの強いデザインは上品かつ革新的で見る者を魅了して止まなかった。またローマ神殿の支柱をイメージしたシリンドリカルケースはステンレススチールの塊を丁寧にくり抜いた一体型となり、ベゼルとケースサイドとの角度は90度で加工され、ラグからクラプスにかけてブレスの幅が次第に細くなるなど、快適で心地良い装着感を実現するための形状に仕上げられている。この細部に至るこだわりが今日まで続くベストセラーシリーズである所以であり、ブルガリの時計ブランドとしての人気と地位を確立したと言っても過言ではないだろう。
1980年には時計部門の強化を図るべく、企画から製造までを手掛けるブルガリ・タイムス社をスイスに設立し、エレガントかつスポーティな印象のディアゴノやレッタンゴロなど、最高級素材を用いながらカジュアルテイストなソロテンポやアルミニウムといった意欲作を次々に発表。宝飾品に比べて腕時計ブランドとしての歴史は浅いながら、しっかりと知名度を上げ確固たる地位も築いている。なにより2010年にブルガリは「ウォッチメーカー宣言」を行ない、傘下のジェラルド・ジェンタとダニエル・ロートを完全に統合してブルガリブランドのひとつのラインとして位置付けている。さらに自社製としては初めてCal.BVL168を完成させ5モデルに搭載。時計ブランドとしての決意と自信を伺わせる。
宝飾品と腕時計に主軸が置かれているブルガリだが、他にフレグランスやアイウェア、バッグ&財布、ホームウェアなどを扱う総合ブランドとしても着実に成果を上げ、発展を続けている。
ブルガリ公式サイト https://www.bulgari.com/ja-jp/
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